市教委の一部のOBが人事案について意見か 校長会などから金品を受け取っていた問題 名古屋市教育委員会

AI要約

名古屋市教育委員会が校長会から金品を受け取っていた問題で、検証チームは市教委のOBが人事案に意見していたことを調査結果として示しました。

市教委が7年間で1300万円以上の金銭を受け取り、現役幹部がOBに人事案の内覧を行っていたことが判明しています。

調査ではOBからの意見が人事案に反映された例はなく、OBは接待を受けていたと証言しています。最終報告書は8月中に発表される予定です。

市教委の一部のOBが人事案について意見か 校長会などから金品を受け取っていた問題 名古屋市教育委員会

名古屋市教育委員会が校長会などから校長を推薦する名簿とともに金品を受け取っていた問題で、検証チームは市教委の一部のOBが人事案について意見していたとする調査結果を明らかにしました。

この問題をめぐっては、市教委が直近7年間で、校長会などの団体から、総額1300万円以上の金銭を受け取っていたことや、市教委の現役幹部がOBに、事前に人事案を伝える「内覧」をしていたことなどが判明しています。

8日、検証チームは「内覧」を受けていたOBの内、2人から聞き取りを行い、少なくともこのOB2人が人事案について意見していたとする調査結果を明らかにしました。

「女性管理職を今よりも増やした方がいい」などの意見をしていた一方で、特定の個人名をあげて指摘することはなかったということです。

検証チームは、OBからの意見で人事案が変更された事例は確認されていないとしています。

また、OBは飲食を伴う接待を受けていたと話しているということです。

「内覧」は少なくとも2004年ごろから行われていたとみられていて、8月中に、最終報告書が発表する見通しです。