「地域によってサービスの質がすごく違う」子育てママの生の声を県政に どうする「人口200万人割れ」子どもを産み育てやすい環境とは 県が10地域での意見交換会をスタート

AI要約

長野県内の人口減少に対応するための取り組みとして、子育て中の女性と副知事が意見交換を行った。

県庁で開かれた意見交換会では、子育てに関する課題や要望がグループごとに話し合われた。

今後は、他の地域振興局を訪れて地域ごとの課題についても意見を交換する予定。

「地域によってサービスの質がすごく違う」子育てママの生の声を県政に どうする「人口200万人割れ」子どもを産み育てやすい環境とは 県が10地域での意見交換会をスタート

長野県内の人口が減少する中、子どもを安心して産み、育てられる地域にしようと、子育て中の女性と副知事などが意見を交わしました。

県庁で4日に開かれた意見交換会には、子育て中の女性およそ20人が出席し、ふだん抱えている課題や社会に求めることなどについて、グループに分かれて関昇一郎(せき・しょういちろう)副知事や県の担当者と話し合いました。

狙いは人口減少対策で、現場の課題を探ること。

長野県の人口は、2001年のおよそ222万人をピークに減少を続けていて、今年の2月には、200万人を下回りました。

参加者からは、こんな意見が出ました。

参加した女性:

「地域によって県内だけでも(子育てに関する)サービスの質とかすごく違う」

「視察に行っていただいて、それぞれの良さを吸収していただいたり」

参加した女性:

「フレキシブルな働き方を男性ができるとか、(働き方を)選べた方が、ありがたいと思う」

関副知事は「行政だけでなく、企業や地域に対しても改善を求める前向きな意見を聞くことができて良かった。行政として全体をバックアップしたい」と話していました。

阿部知事や関副知事は今後、県内にあるほかの地域振興局9か所を交代で訪問し、地域ごとの課題について意見を交わすことにしています。