北限の海女シーズン到来! 久慈・小袖海岸でウニ漁の素潜り実演

AI要約

久慈市小袖海女センター近くの海で北限の海女による今季最初の定時実演が行われ、観光客らに素潜りによるウニ漁を披露。

海女漁は古くから行われ、女性が担い手となって100年以上の歴史を持つ。観光資源としても注目されている。

実演では、5人の海女がウニを捕り、観光客に新鮮なウニを提供。採れたての味に訪れる人々も大満足。

北限の海女シーズン到来! 久慈・小袖海岸でウニ漁の素潜り実演

 久慈市小袖海女センター近くの海で1日、北限の海女による今季最初の定時実演が行われ、かすりはんてん姿の女性たちが観光客らに素潜りによるウニ漁を披露した。

 同市の漁村では古くから素潜り漁が行われている。明治維新ごろに担い手がそれまでの男性から女性へと移り変わったとされ、100年以上の歴史を誇る。2018年度には「久慈の海女漁の技術」として市無形民俗文化財に指定され、近年は観光資源の一つとなっている。

 同日は、関係者らが同センター前で今季の作業の安全を祈願。実演では、5人の海女が水温18度の海に潜ってウニを捕ると、水面に浮上して“成果”をアピールしていた。

 希望する観光客には、新鮮なウニを有料で提供。妻と一緒に10皿分を注文していた神奈川県の牧野好行さん(75)は「採れたてのウニが楽しみで毎年来ている。ここのウニは甘みが格別だ」と太鼓判を押していた。

 定時実演は7、8月の土日曜と祝日、9月の日曜日の午前11時開始(海の状況次第で中止の場合あり)。見学料500円。問い合わせは、小袖海女センター=電話0194(54)2261=へ。