西条で捕獲した野生イノシシが豚熱 感染確認は愛媛県内初

AI要約

愛媛県は1日、西条市で捕獲された野生のイノシシ1頭が豚熱(CSF)に感染していたと発表した。県内での確認は初めて。県は感染拡大防止に向け養豚業者らに情報提供し、防疫対策の徹底を呼びかけている。

県畜産課によると、県は有害鳥獣対策として県猟友会にイノシシの捕獲を依頼し、うち年間300~400頭に遺伝子検査を実施している。6月28日に西条市で捕獲された雌の成獣(体長約70センチ、体重約40キロ)が検査で陽性となり、国に確定検査を要請。遺伝子解析の結果を踏まえ、農林水産省が1日夜、陽性と判定した。

養豚場で感染が確認された場合は農場内の豚を全頭殺処分する必要がある。県は養豚業者65戸らに対し、飼育している豚と野生イノシシの接触を防止する柵の設置に加え、養豚場に出入りする車両や人の消毒徹底を改めて通知。今回、陽性と判定されたイノシシ捕獲地点から半径10キロの「感染確認区域」では、死んだ野生イノシシなどの検査を強化する。

 愛媛県は1日、西条市で捕獲された野生のイノシシ1頭が豚熱(CSF)に感染していたと発表した。県内での確認は初めて。県は感染拡大防止に向け養豚業者らに情報提供し、防疫対策の徹底を呼びかけている。

 県畜産課によると、県は有害鳥獣対策として県猟友会にイノシシの捕獲を依頼し、うち年間300~400頭に遺伝子検査を実施している。6月28日に西条市で捕獲された雌の成獣(体長約70センチ、体重約40キロ)が検査で陽性となり、国に確定検査を要請。遺伝子解析の結果を踏まえ、農林水産省が1日夜、陽性と判定した。

 養豚場で感染が確認された場合は農場内の豚を全頭殺処分する必要がある。県は養豚業者65戸らに対し、飼育している豚と野生イノシシの接触を防止する柵の設置に加え、養豚場に出入りする車両や人の消毒徹底を改めて通知。今回、陽性と判定されたイノシシ捕獲地点から半径10キロの「感染確認区域」では、死んだ野生イノシシなどの検査を強化する。

 豚熱は、豚とイノシシに急性の発熱、食欲不振などの症状が現れて死ぬ伝染病で、人には感染しない。ワクチンの普及で国内発生はなくなっていたが、2018年に再び確認された。国内の養豚場ではこれまでに21都県で38万頭以上が殺処分されている。