美ケ原高原へ激坂疾走 長野県松本市の自転車レースに1405人

AI要約

長野県松本市東山部の浅間温泉から美ケ原高原まで標高差1270メートルを駆け上がる「ツール・ド・美ケ原高原自転車レース大会」が開催された。

1405人がエントリーし、激坂に挑む選手たちがタイムを競った。

美ケ原線が復旧し、名物のコース序盤の激坂も復活した第25回の記念大会が成功裏に開催された。

美ケ原高原へ激坂疾走 長野県松本市の自転車レースに1405人

 長野県松本市東山部の浅間温泉から美ケ原高原まで標高差1270メートル、全長21・6キロを駆け上がる「ツール・ド・美ケ原高原自転車レース大会」が30日、開かれた。全国各地から1405人がエントリーし、日頃から鍛えた脚力で心臓破りの「激坂」に挑み、タイムを競った。

 セキスイハイム松本スタジアムの前をスタートし、温泉街の坂道では浴衣姿の観光客や地元住民が「頑張って」と拍手を送った。午前7時10分にスタートしたチャンピオンクラスの選手38人は、上り坂とは思えない速度で通過した。一般クラスの集団の中を走る女性選手に声を掛けていた、東京都から訪れた友人の女性2人は「すごいね」「私ならここでもう息が切れそう」などと話していた。

 昨年は路肩崩落で使えなかった林道美ケ原線が復旧し、名物のコース序盤の激坂も復活した。39の都道府県から参加があり、エントリー数は昨年より235人多かった。二木伸次実行委員長は「25回の記念大会を無事に開くことができた。この節目を超えて、来年以降もたくさんの人に楽しんでもらえるように頑張りたい」と話していた。