朝市ビル解体へ 輪島市「気持ちを前に」
AI要約
輪島市の輪島朝市で、大規模火災の跡地にある4階建てのビルが取り壊されることが市への取材で分かった。
一帯の建物のほとんどが焼け落ちる中で骨組みが残ったビルは、大火災の猛威を象徴する建物だったが、市は無残な光景を取り除くために解体を決定した。
ビルの所有者が地震前に亡くなり、相続権利人がいないため、市は裁判所が選んだ管理人を活用し、建物を公費解体する方針を決定した。
輪島市の輪島朝市で、大規模火災の跡地にある4階建てのビルが取り壊されることが30日、市への取材で分かった。一帯の建物のほとんどが焼け落ちる中で骨組みが残ったビルは、大火災の猛威を象徴する建物だったが、「無残な光景が広がったままでは住民の気持ちも復興も前に進まない」（市担当者）として解体を決めた。
ビルの所有者は地震前に亡くなっており、相続権利人はいない。このため市は、裁判所が選んだ管理人が建物を処分できる仕組みを活用し、建物を公費解体する方針を決定。6月下旬、金沢地裁に管理人の選任を申し立てた。
