落ち着かない母「息子が入院した」…さらに「100万円を下ろしたい。200万円がいい」話が二転三転 郵便局で相談された窓口女性、直感で詐欺阻止 入院費は高額でないのに異常「下ろせるだけ下ろしたい」

AI要約

吉川署が特殊詐欺未然防止で吉川郵便局に感謝状を贈呈

80代女性が100万円を下ろしたいと訴えるが、局員が怪しいと判断して通報

吉川郵便局の小原さんが詐欺に気付き、被害を防ぐ。江田署長が今後の防止策に期待

落ち着かない母「息子が入院した」…さらに「100万円を下ろしたい。200万円がいい」話が二転三転 郵便局で相談された窓口女性、直感で詐欺阻止 入院費は高額でないのに異常「下ろせるだけ下ろしたい」

 埼玉県警吉川署は25日、特殊詐欺を未然に防止したとして、吉川市の吉川郵便局に感謝状を贈呈した。

 5月18日午後1時半ごろ、同局を訪れた80代の女性が受付に「息子が入院したから100万円を下ろしたい。200万円下ろしたい。下ろせるだけ下ろしたい」などと話した。話す内容が変わり、落ち着かない様子であったことから、局員が話を聞き、同署にホットライン通報した。

 受付で対応した小原さんは昨年まで保険を扱う部署に在籍。入院費で高額な費用がかからないことを知っており、詐欺だとすぐに気付いたという。小原さんは「優しい人が被害に遭うことなく大切なお金を守ることができてよかった」と話していた。

 江田浩之署長は「詐欺は被害者も家族も悲しくなる。今後も協力関係を築き、水際で防いでいきたい」と述べた。