ハピラインふくい「電波つながらない」を解消へ 在来線10キロ超トンネルで全国初

AI要約

ハピラインふくいは、全長13.9キロの北陸トンネルなどトンネル3本について、携帯電話の電波がつながらない状況の改善に着手する。総務省の補助事業として具体的な対策を進める。同社によれば、全国初の取り組みとなる。

対策は北陸トンネル、今庄トンネル、湯尾トンネルの3つに行われ、アンテナ設置や光ファイバーケーブルの利用により通信を可能にする。

事業費は20億円近くかかり、総務省や整備協会、ハピラインふくいが負担をする。2024年度に詳細設計、2025年度に工事着工を目指す。

ハピラインふくい「電波つながらない」を解消へ 在来線10キロ超トンネルで全国初

ハピラインふくいは、全長13.9キロの北陸トンネルなどトンネル3本について、携帯電話の電波がつながらない状況の改善に着手しました。総務省が進める非常時の通信手段確保のための補助事業として進めます。同社によりますと、新幹線をのぞく在来線で10キロ以上のトンネルに対策を行うのは、全国初だということです。

 

対策を行うのは北陸トンネル(13.9キロ)、今庄トンネル(0.9キロ)、湯尾トンネル(0.7キロ)の3つのトンネルで、トンネル内にアンテナを設置し、光ファイバーケーブルを経由して交換局につなぐことで、通信を可能にします。

 

事業費は20億円あまりとなる見込みで、総務省の支援制度「電波遮へい対策事業費等補助金」を活用し、国が3分の1、電気通信事業者などでつくる整備協会が2分の1を負担し、ハピラインふくいは6分の1を負担します。

 

2024年度中に詳細設計に入り、2025年度の工事着工を目指します。