楽天、プラチナバンドの提供開始 携帯つながりやすく、契約拡大へ

AI要約

楽天グループの三木谷浩史会長兼社長は、楽天モバイルがプラチナバンドの提供を始めたことを27日に明らかにした。

プラチナバンドは屋内でも携帯電話がつながりやすい周波数帯であり、関東から提供を開始し、全国へ拡大予定。

楽天グループは携帯電話事業で赤字を出しており、プラチナバンドの導入を通じて契約回線数の拡大を目指す。

 楽天グループの三木谷浩史会長兼社長は27日、東京都内で記者会見を開き、傘下の楽天モバイルが屋内でも携帯電話がつながりやすい周波数帯「プラチナバンド」の提供を27日に始めたと明らかにした。先行するNTTドコモとKDDI、ソフトバンクに対抗し、契約回線数の拡大につなげたい考えだ。

 まずは関東から提供を開始し、全国へ順次拡大していく計画。三木谷氏は会見で「プラチナバンドはわれわれが熱望していたものだ」と期待感を示した。

 楽天グループが5月に発表した2024年1~3月期連結決算は、純損益が423億円の赤字だった。携帯電話事業がグループ全体の足を引っ張っている。