ふるさと納税特典でヘリ搭乗体験 7月から横浜市消防提供 乗船して水難救助訓練見学も

AI要約

横浜市消防局がふるさと納税特典として消防ヘリや消防車の体験を提供することを発表。

体験内容にはヘリポートでのヘリ搭乗や消防車の走行体験、消防艇の乗船などが含まれる。

寄付が必要で、市民は税額控除を受けられる。

ふるさと納税特典でヘリ搭乗体験 7月から横浜市消防提供 乗船して水難救助訓練見学も

 「空」と「陸」も加わります-。横浜市消防局は25日、ふるさと納税で一定額を寄付した希望者に対する特典として、7月下旬から地上での消防ヘリの搭乗体験や消防車の走行体験などを提供すると発表した。昨年度は「海の消防」を身近に感じてもらおうと、消防艇の乗船体験などを提供。横浜消防の魅力PRを狙う。

 市消防局によると、「空」の体験は横浜ヘリポート(同市金沢区)で4回実施。実際にヘリを飛ばす救助訓練を間近で見学でき、担当者は「風圧を感じる臨場感あふれる体験ができる」とアピール。「陸」は南消防署(同市南区)を舞台に10回開催。予備の消防車の後部座席に乗り込み、街を走行する体験が目玉だ。はしご車の乗車や放水体験もできるという。

 「海」の体験は鶴見消防署の鶴見水上消防出張所(同市鶴見区)で11回実施。消防艇に乗船して横浜港を航行したり、水難救助訓練を見学したりできる。昨年度は市内外から27人参加し、参加者からも好評だったという。

 参加するには、いずれも市サイトから日程を予約し、10日以内にふるさと納税で寄付する必要がある。1人1メニュー当たり、2万5千円以上の寄付が要件で、サイトで選ぶ使い道は「横浜消防を応援したい」を指定する。市民は返礼品を受け取れないが、特典は申し込み可能で税額控除も受けられる。

 市消防は、横浜消防のPRなどを目的に昨年初めて特典を実施。多様なメニューを望む声もあったことから体験を追加した。担当者は「横浜市や横浜消防をもっと知ってもらい、親しみを感じてもらえたら」と話している。詳細は市サイトから。