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赤字経営が続く「弘南鉄道大鰐線」 沿線の弘前市と大鰐町が懇談 「存続」を視野にした支援の在り方などを継続協議していくことを確認
弘南鉄道大鰐線の赤字経営について、弘前市と大鰐町が存続支援を協議することを確認
23年度の営業損益が赤字で存続条件を満たさない状況を踏まえ、中長期計画の見直しを行う
弘前市と大鰐町が支援策を検討し、月1回の意見交換を行うことを決定
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赤字経営が続く青森県にある「弘南鉄道大鰐線」について、沿線の弘前市と大鰐町が懇談し、存続を視野にした支援の在り方などを継続協議していくことを確認しました。
懇談は、弘前市からの呼びかけに大鰐町が応える形で行われました。
弘南鉄道大鰐線については、2020年に策定した「維持活性化基本方針」の中で、23年度末の時点で収支の改善が図られなければ、25年度末で沿線自治体からの支援を打ち切るとしていますが、23年度の営業損益は1億3000万円余りの赤字となり、存続条件を満たしていません。
一方で、弘前市のアンケートでは83.7%が「大鰐線が必要」としています。
懇談では、コロナ禍や2023年8月の脱線事故などで大きく環境が変わったとした上で、7月以降に提出される予定の中長期計画の見直し案を確認し、支援について協議を継続していくことを確認したということです。
大鰐町 山田年伸町長
「会社側の計画をしっかり見て、町も限られた予算ですので、しっかり支援していける道筋を見つけていきたい」
弘前市 櫻田宏市長
「存続ということを頭においていかなければいけない。これから様々な情報を集め、協議していく中で市長としての判断をしていきたい」
弘前市と大鰐町は今後は月1回、意見交換を重ねていくことにしています。