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過去最高の賃上げを背景に雇用関係「緩やかに改善」に引き上げ 日本銀行長崎支店
日本銀行長崎支店は県内の景気判断を12カ月連続で「緩やかに回復している」と据え置き。
「雇用・所得」は「緩やかに改善している」と引き上げ。春闘の結果が影響。
支店長は企業の人手不足感や物価上昇をリスク要因として指摘。観光分野では国際航空路の運行再開が必要不可欠。
![過去最高の賃上げを背景に雇用関係「緩やかに改善」に引き上げ 日本銀行長崎支店](/img/article/20240625/667a4c631eb72.jpg)
日本銀行長崎支店は県内の景気について「緩やかに回復している」と12カ月連続で判断を据え置きました。
日銀長崎支店は10日に開いた定例の会見で県内の景気判断を「緩やかに回復している」と去年6月から12カ月連続で据え置きました。
一方「雇用・所得」については「緩やかに改善している」として2カ月ぶりに引き上げました。引き上げの理由として連合長崎がまとめた春闘の結果で平均 約1万4000円と過去最高の賃上げがあったことなどをあげました。
日本銀行長崎支店の黒住卓司支店長は「リスク要因としては企業の人手不足感の強まり、物価上昇による影響も引き続き影響が出てくると思っている。それ以外にも海外経済を巡る不確実性の高まりなどによる影響を今後も注視していく必要がある」と述べました。
黒住支店長は観光分野についても触れ、インバウンドを呼び込むには国際航空路の運行再開が必要不可欠と述べました。