7割は転職を考えている韓国20~40代サラリーマン、理由1位は「年俸に不満」

AI要約

韓国国内で正規雇用されている人の7割が転職を考えており、その理由として現在の賃金に不満が最も多い。

調査によると、金銭的報酬への不満が61.5%で最も多く、その他にも業務量や社内評価、会社の未来に対する不安などの理由もある。

転職は年俸の引き上げや個人成長、力量検証の手段として考える人が多く、企業には公正な評価・報酬システムを整備する必要があるとの指摘。

7割は転職を考えている韓国20~40代サラリーマン、理由1位は「年俸に不満」

 韓国国内で正規雇用されている人のうち、10人中7人は転職を考えている-という調査結果が出た。会社を移ろうと思う理由としては「現在受け取っている賃金に満足していないから」という回答が最も多かった。

 韓国経営者総協会(経総)が、韓国国内の20代から40代の正規雇用労働者1500人を対象に調査した「勤労者移職トレンド」を19日に発表した。同調査によると、回答者の69.5%が「現在転職を考慮している」と答えたが、転職しようか悩んでいる理由(複数回答)としては「金銭的報賞に対する不満」(61.5%)が最も多く挙げられた。続いて「過度の業務量」(32.7%)、「自分の期待よりも低い社内評価」(27.4%)、「会社の実績不振など未来に対する不安」(26.6%)、「個人的成長」(25.7%)という順だった。

 調査対象者に、転職が持つ意味を尋ねると「年俸引き上げの手段」という回答が49.5%で最も多かった。次いで「個人的成長の機会」(31.8%)、「力量検証の手段」(12.3%)という回答が続いた。経総は「生涯の職場という概念が次第に薄れつつある状況」だとし「企業は優秀な人材の離脱を防ぐため公正な評価・報賞システムを整備する必要がある」と述べた。

ソ・ユグン記者