農薬や化学肥料を県の基準より3割程度減らして育てた「エコラブトマト」 収穫ピーク

AI要約

愛媛県大洲市で収穫がピークを迎えている「エコラブトマト」は、農薬や化学肥料を減らして育てられた体と環境にやさしいトマトです。

武田隆宏さんなど28軒が栽培しており、現在収穫のピークを迎えている。収穫後は県内や関西などの市場に出荷される予定。

今年は生育が遅れたが、例年通り甘味と酸味がバランスよく、おいしいトマトが収穫されている。

農薬や化学肥料を県の基準より3割程度減らして育てた「エコラブトマト」 収穫ピーク

農薬や化学肥料の使用を減らして作る、体と環境にやさしいトマトの収穫が、愛媛県大洲市内でピークを迎えています。

瑞々しく実っているのは、農薬や化学肥料を県の基準より3割程度減らして育てた「エコラブトマト」です。

JA愛媛たいき管内の28軒が栽培していて、現在、収穫のピークを迎えています。

このうち大洲市東大洲にある武田隆宏さんのハウスでも、武田さんが1つ1つの熟れ具合を確かめながら収穫していました。

(武田隆宏さん)

「日が経つと追熟というか、赤くなってくるんで早めに収穫はしてます」

武田さんによりますと、今シーズンは3月の低温で生育が10日ほど遅れているものの、適度な玉太りで、例年通り甘味と酸味のバランスがとれた、おいしいトマトに仕上がっているということです。

(武田隆宏さん)

「毎日トマトを見て、愛情を持って育てています。この時期のトマトは本当においしいんで、ひとりでもたくさんの人に食べてもらえたらうれしいです」

「エコラブトマト」の収穫は12月まで続き、JA愛媛たいきでは例年並みの635トンを、県内や関西などの市場に出荷したいと話しています。