【速報】博多ストーカー殺人 男に懲役30年を求刑 

AI要約

男が元交際相手の女性を包丁で何度も刺し殺害した事件で、検察が懲役30年を求刑しました。

殺人とストーカー規制法違反などの罪で起訴された男は、待ち伏せして女性を殺害したことを認めています。

裁判では傷害の罪も問われており、判決は28日に言い渡される予定です。

【速報】博多ストーカー殺人 男に懲役30年を求刑 

JR博多駅近くで、元交際相手の女性をストーカー行為の末、包丁で何度も刺し殺害した罪に問われた男の裁判員裁判で、検察は24日、男に懲役30年を求刑しました。

殺人とストーカー規制法違反などの罪に問われているのは、住居不定、無職の寺内進被告(32)です。

起訴状などによりますと、寺内被告は2023年1月16日午後6時すぎ、博多駅近くで、勤務先から帰宅中の福岡県那珂川市の会社員、川野美樹さん(当時38)を待ち伏せし、胸や背中、頭や首を刃渡りおよそ24センチの包丁で10数か所刺して殺害した罪に問われています。

17日の初公判で寺内被告は「刺したことは間違いないが、待ち伏せをしたことは違います」と話し殺害については認め、ストーカー行為については否認していました。

24日午前10時から始まった論告求刑公判で、検察は懲役30年を求刑しました。

寺内被告は2022年8月に川野さんに声をかけた男性の顔を殴り顔の骨を折るなど7か月の大ケガをさせた傷害の罪にも問われていて、裁判官による区分審理ですでに有罪の部分判決を受けています。量刑はこれを加えて判断されます。

判決は28日に言い渡される予定です。