福井県で希少植物「ヒメザゼンソウ」盗まれたか…県域準絶滅危惧種、被害は数十株

AI要約

福井県嶺南地域の山中で希少植物のヒメザゼンソウが盗掘された可能性があることが判明。

ヒメザゼンソウは福井県のRDBで準絶滅危惧種に分類されており、小さな紫色の花々が特徴。

植物の産地が限られ、個体数が少ないため、盗掘は種の存続に重大な影響を及ぼす可能性がある。

福井県で希少植物「ヒメザゼンソウ」盗まれたか…県域準絶滅危惧種、被害は数十株

 福井県嶺南地域の山中で絶滅の恐れがある希少植物のヒメザゼンソウ数十株が盗掘された可能性があることが6月21日、分かった。

 ヒメザゼンソウはサトイモ科で、小さい花々が長さ4センチほどの濃い紫色の「仏炎苞(ぶつえんほう)」に覆われている。福井県のレッドデータブック(RDB)では嶺南と奥越に分布が確認されており「産地が限られ、個体数も少ない」として県域準絶滅危惧種に分類されている。