梅畑でオオケマイマイ 毛を持つ陸生貝、和歌山県田辺市

AI要約

和歌山県田辺市中三薮の梅畑で、珍しいカタツムリの仲間オオケマイマイが発見された。

オオケマイマイは特徴的な毛が放射状に張り出した殻を持ち、紀南では普通種だが人目につきにくい。

オオケマイマイは直径2.5センチほどの平たい形の殻を持ち、渓流沿いの斜面や社叢などで生息している。

梅畑でオオケマイマイ 毛を持つ陸生貝、和歌山県田辺市

 和歌山県田辺市中三栖の梅畑で、カタツムリ(陸生貝)の仲間オオケマイマイが見つかった。殻の縁から太い毛が放射状に張り出しているのが特徴。紀南では普通種だが人目に付きにくい。

 オオケマイマイの殻は直径2・5センチほどで円盤のような平たい形をしている。老成すると毛は摩耗してなくなるという。渓流沿いの斜面や社叢(しゃそう)などの落葉の下や石垣などに生息している。

 オオケマイマイを見つけた農家女性は「拾ってきた梅の選果をしていて気づいた。初めて見たので驚いた」と話している。