新しい庁舎で初議会 和歌山県田辺市の6月定例会

AI要約

和歌山県田辺市議会が新庁舎へ移転し、6月定例会が開催された。市は梅のひょう被害対策などを含む14件の案件を提案。

新庁舎の議場は木の香りと温かみが感じられる場所で、会議は傍聴席だけでなくモニターでも視聴可能。

一般会計補正予算案では梅のひょう被害対策などに4億5739万円の増額が盛り込まれており、会期は22日間で一般質問も予定されている。

新しい庁舎で初議会 和歌山県田辺市の6月定例会

 新庁舎への移転後、初めてとなる和歌山県田辺市議会6月定例会が19日、開会した。市は、梅のひょう被害対策などを盛り込んだ本年度一般会計補正予算案など14件を提案した。

 定例会の冒頭、真砂充敏市長は「本日は記念すべき日。木の香りと温かみが感じられるこの議場であいさつすることは、感慨もひとしお」と述べた。

 新しい議場は新庁舎6階にある。本会議の様子は傍聴席からだけではなく、議会ロビーや3階コミュニティースペースなどでもモニターで視聴することができる。

 尾花功議長は「新庁舎での初めての議会を迎え、身の引き締まる思いがした。これから、より多くの市民の皆さんに傍聴してほしい」と語った。

 一般会計補正予算案は、4億5739万円を増額する(補正後445億9141万円)。主な内容は、梅のひょう被害を受けた農家への営農継続支援補助金(2400万円)▽梅製品のPR事業(170万円)―など。

 6月定例会の会期は7月10日までの22日間。一般質問は6月28日、7月1、2日の予定。