「出金防ぐ」警察官かたり電話、カード9枚と500万円だまし取る 85歳の女性被害 神戸・垂水

AI要約

85歳の女性がキャッシュカードと現金500万円をだまし取られた事件が発生。

男が警察官を名乗り、口座から20万円が出金されたと嘘をつき、女性からキャッシュカードを騙し取った。

女性は500万円もだまし取られ、事件が発覚した後に警察に被害を届けた。

「出金防ぐ」警察官かたり電話、カード9枚と500万円だまし取る 85歳の女性被害 神戸・垂水

 21日午前、神戸市垂水区の女性(85)が「キャッシュカード9枚と現金500万円をだまし取られた」と兵庫県警垂水署に届け出た。女性の口座からは130万円以上が引き出されており、同署が窃盗と特殊詐欺事件として調べている。

 同署によると、20日午前11時45分ごろ、垂水区の女性(85)宅に警察官を名乗る男から「口座から20万円が出金されている。出金を防ぐためにキャッシュカードを預かる必要がある」と電話があった。女性は自宅を訪れた別の男に、キャッシュカード9枚を入れた封筒を手渡したところ、隙を見て別の封筒にすり替えられた。

 女性は男との電話の中で「現金500万円が自宅にある」と説明しており、男は「偽札の可能性があるので検査する必要がある」と500万円もだまし取った。

 女性が21日午前に、封筒の中身を確認したところ、中身がトランプに替わっていたことに気づき、110番した。