宮城・栗原のコンビニ2店舗、特殊詐欺防ぐ 築館署が感謝状贈呈

AI要約

宮城県警築館署は特殊詐欺被害を防いだ2店舗と店員に感謝状を贈った。ファミリーマートでは特殊詐欺の疑いを見抜いた店員が警察に相談を促し、セブン-イレブンでは振り込みを思いとどまらせた店員がいた。

贈呈式で感謝状を受け取った店員たちは、地域の安全に貢献できたことを喜んでいた。

積極的に特殊詐欺被害を防ぐ姿勢が評価され、地域社会における犯罪の予防につながる働きをした。

宮城・栗原のコンビニ2店舗、特殊詐欺防ぐ 築館署が感謝状贈呈

 宮城県警築館署は18日、特殊詐欺被害を防いだとして、ともに宮城県栗原市の「ファミリーマート築館源光店」「セブン-イレブン瀬峰藤沢下田店」の2店舗と店員各1人に感謝状を贈った。

 ファミリーマートでは5月28日、60代女性が10万円分の電子マネーを求めて来店。「ウイルスに感染したパソコンのセキュリティー対策のため」という話から店員千葉明日香さん(30)が特殊詐欺を疑い、警察への相談を促した。

 セブン-イレブンでは今月9日、店員宮内美紀さん(50)が携帯電話を手にATMを操作する70代男性に声をかけ、電話料金未払い名目の9万円の振り込みを思いとどまらせた。

 署であった贈呈式で、森篤志署長から感謝状を受け取った宮内さんは「今までの積み重ねのおかげで対応できた」と話した。千葉さんの代理で出席した菅野綾店長(47)は「未然に防ぐことができて良かった」と話した。