「全国警察一体となって詐欺撲滅を」県警の刑事課長会議【愛媛】
県内の刑事課長らが集まる会議が開かれ、特殊詐欺や匿名型犯罪グループへの対策強化が確認されました。
県内の特殊詐欺被害の状況が共有され、前年比で約9000万円の被害が確認されたことが明らかになりました。
全国の警察が捜査協力の依頼をする仕組みが整備され、刑事部は一体となって捜査を進め、成果を上げるよう呼びかけました。
県内の刑事課長らが集まる会議が14日開かれ、特殊詐欺や匿名型犯罪グループへの対策強化などが確認されました。
会議ではまず、県内の特殊詐欺被害の状況が共有されました。
それによりますと、5月末時点で、前の年より6200万円ほど多い、およそ9000万円の被害が確認されているということです。
一方で今年4月から、県外の詐欺グループが愛媛で詐欺を行った場合などに、全国の警察が捜査協力の依頼をできるようになりました。
これを踏まえ、刑事部の池内良樹参事官は、「全国で一体となって捜査を積極的に推進し、成果を上げていただきたい」などと述べました。