「出し子」所持スマホに2億5千万円出金の記録 大阪府警の特殊詐欺連合捜査室が逮捕

AI要約

大阪府警が特殊詐欺グループのメンバーを再逮捕し、還付金詐欺での犯行を明らかにした。

男は愛媛と静岡で被害者から150万円をだまし取り、自身の口座に振り込ませた後、大阪で引き出した容疑が持たれている。

男がスマートフォンを使って2億5千万円以上を出金しており、府警は特殊詐欺の犯行と見て捜査を続けている。

「出し子」所持スマホに2億5千万円出金の記録 大阪府警の特殊詐欺連合捜査室が逮捕

還付金詐欺でだまし取った金を引き出したとして、大阪府警は20日、電子計算機使用詐欺や窃盗の疑いで、氏名や年齢が不詳の男を再逮捕したと発表した。男は詐欺グループのメンバーで「出し子」とみられる。今年度新たに府警に設置された「特殊詐欺連合捜査室」が静岡、岡山、広島、愛媛の4県警からの嘱託を受け捜査していた。

再逮捕容疑は共謀し4月、愛媛県の70代男性と静岡県の50代男性に電話で「還付金がある」と偽って金融機関のATMから計約150万円を自身らが管理する口座に振り込ませ、大阪市内で約150万円を引き出したなどとしている。

府警は5月、広島県で発生した還付金詐欺事件で詐取金を引き出していたとして男を電子計算機使用詐欺容疑で逮捕。男が所持していた他人名義のキャッシュカード44枚とスマートフォンを押収し、スマホを精査したところ、昨年12月以降、2億5千万円以上を出金した記録があった。府警は特殊詐欺の被害金とみて捜査している。