6月15日は栃木県民の日 県庁周辺で記念イベント VR防災体験車が一般お披露目

AI要約

栃木県庁周辺で行われた県民の日記念イベントで、防災体験車が導入され、災害が疑似体験できるVR技術が一般に公開された。

県民の防災意識向上を目的として、福田知事が活用呼びかけを行い、地震編の体験が提供された。

地震の体験を通じて子どもや親が防災意識を高め、備蓄などの準備につなげる取り組みが行われた。

6月15日は栃木県民の日 県庁周辺で記念イベント VR防災体験車が一般お披露目

 「県民の日」の15日、栃木県庁周辺で開かれた県民の日記念イベントで、仮想現実(VR)技術で災害が疑似体験できる防災体験車が一般向けにお披露目された。

 県民の防災意識を高めようと、県が導入した。4トン車の荷台部分の座席に座ってVRゴーグルを着けると、災害現場にいるかのような体験ができる。福田富一(ふくだとみかず)知事は「貸し出しも行うので多くの団体に活用してほしい」と呼びかけた。

 地震、火災、風水害の3編のうち、この日は地震編の体験が行われた。リビングで震度6強の地震に見舞われる設定で、食器が床に散乱したり棚が倒れたりする映像に合わせて座席が大きく揺れた。

 宇都宮市泉が丘小2年浅田都羽(あさだとわ)さん(7)は「こんなに大きな揺れは初めてで怖かった」。母の明花(めいか)さん(31)は「もしもの時に備えて食料品の備蓄を見直したい」と語った。