高校生が当時17歳の元少年に殺害された事件 遺族が加害者と両親を民事で提訴「責任を果たしてほしい」

AI要約

神戸市で14年前、男子高校生が当時17歳の元少年に殺害された事件の遺族が、元少年とその両親に損害賠償を求めて裁判を起こしました。

2010年に神戸市北区で発生した事件では、高校2年の堤将太さんが殺害され、元少年が逮捕されました。元少年は懲役18年の判決を受け控訴中であり、遺族に対する動機の説明や謝罪はなかったとされています。

遺族は元少年が不満を暴力に訴える傾向があり、両親が監督を怠ったと主張し、1億5000万円の損害賠償を求めて裁判が始まりました。

神戸市で14年前、男子高校生が当時17歳の元少年に殺害された事件の遺族が、元少年とその両親に損害賠償を求めて裁判を起こしました。

2010年、神戸市北区の路上で高校2年の堤将太さんが殺害された事件では3年前、当時17歳だった元少年が逮捕されました。

元少年送検(2021年8月7日)元少年は去年、懲役18年の判決を言い渡され、控訴していますが、この刑事裁判では、遺族にとって納得のいく動機の説明や謝罪が語られることはありませんでした。

遺族は「元少年は不満があると暴力に訴える傾向があったのに両親が監督を怠り、事件が起きた。また事件直後に転居させ、犯行の発覚を遅らせた」などと主張。

元少年と両親に対してあわせておよそ1億5000万円の損害賠償を求めていて、きょう裁判が始まりました。

【堤さんの父・敏さん】「お金を求めているわけじゃない。損害賠償請求で挙げた金額、大きなものかどうかわからないけども、あなたたちはそれだけのことをやったんだと。その責任をちゃんと果たしなさい、と」

元少年と両親側は争う姿勢を示したということです。