「真面目に生きるだけが正解じゃない」会社経営の家に生まれた“おてんば娘”に求められた“真面目” 価値観を変えてくれたのは中学で出会った友人~会社員・中村聡実のターニングポイント~

AI要約

青森市出身の会社員・中村聡実さんが、東京で不動産テック企業で人事担当として活躍しているストーリー。

子供時代はおてんばで外で遊ぶことが好きだったが、中学で新たな友人と出会い、真面目だけが正解ではないことを学ぶ。

大学では経営学を学び、卒業後人事に興味を持ち30歳手前で転職を決意する。

「真面目に生きるだけが正解じゃない」会社経営の家に生まれた“おてんば娘”に求められた“真面目” 価値観を変えてくれたのは中学で出会った友人~会社員・中村聡実のターニングポイント~

県外で活躍する青森県民を紹介するターニングポイント。人生の転機となったそのとき、どのような思いや決意があったのか。

第78回のストーリーは、青森市出身の会社員・中村聡実さん。

東京・恵比寿にある不動産投資や物件のAI査定といった不動産とテクノロジーを掛け合わせた不動産テック企業「FANTAS technology(ファンタス テクノロジー)株式会社」で新卒採用を中心とする人事担当として活躍している。

■実家は会社経営 “真面目”求められた長女の幼少期は“おてんば娘”

中村さんは“おてんば”で、とにかく外で遊ぶのが好きな子どもだった。

中村聡実さん

「幼稚園とか小学校の頃は、同級生全員の家に遊びに行くよみたいな。そのくらいいろんな人と話すのが好きなおてんば娘でしたね」

実家は会社を経営。そのため、親からは長女ということで、真面目な行いを求められ、クラス委員などを率先してやっていた。

しかし、中学に入学し、新たな友だちとの出会いで価値観が変わる。

■価値観変えてくれたのは友人「真面目に生きるだけが正解じゃない」

中村聡実さん

「中学校でも1年生の頃は生徒会に入っていましたけど、バスケ部で出会った友だちから影響を受けて、その子はすごく自由にいろいろ発言・発信する子だったんです。そういう子と一緒に3年間を過ごした中で、真面目に生きるだけが正解じゃないなって思えてきた」

そこから、何事も真面目に取り組みながらも、遊び心のような余裕も持つようになった。さらに元々旺盛だった好奇心で、青森から東京の大学へ進学。

中村聡実さん

「やっぱり自分自身すごくチャレンジが好きというか、いろんなことに飛び出していきたい性格だったので、まずは東京の生活もしていきたいなっていう思いでチャレンジしました」

大学で勉強したのは、経営学。さらにゼミでは、今につながる人事・労務を学んだ。卒業後は広告代理店で営業の仕事をしていたが、30歳手前にして、自分の人生を改めて考えたときに、ずっと興味のあった“人事”という言葉が浮かび、転職を決意する。