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米地銀6行を格下げ方向で見直し、商業不動産融資巡り=ムーディーズ
ムーディーズは、商業用不動産ローンへのエクスポージャーが大きい地銀6行の格付け見直しを検討中。
銀行がCREローンを集中的に抱え、資産の質や収益性が圧迫され、景気後退期に長期リスクが高まる可能性があると指摘。
CREローンを巡る懸念が高まり、NYCBの経営不安以降、地銀は投資家の注目を浴びている。
![米地銀6行を格下げ方向で見直し、商業不動産融資巡り=ムーディーズ](/img/article/20240607/66627898c15a2.jpg)
[6日 ロイター] - 格付け会社ムーディーズは6日、商業用不動産(CRE)ローンへのエクスポージャーが大きいことを理由に、米地銀6行の格付けを引き下げ方向で見直しの対象とした。
ファースト・マーチャンツ、FNB 、フルトン・ファイナンシャル、オールド・ナショナル・バンコープ、ピーパック・グラッドストーン・ファイナンシャル、WaFdの長期格付けが対象。
ムーディーズは、これらの銀行がCREローンを集中的に抱え、高金利長期化で資産の質や収益性が圧迫されているとし、特に景気後退期に長年にわたるリスクが高まると指摘した。
CREローンを巡っては今年に入りニューヨーク・コミュニティ・バンコープ(NYCB)の経営不安が広がり、それ以降エクスポージャーの大きい地銀は投資家の厳しい目にさらされている。