米国の住宅ローン金利、節目の7%を再び割り込む-フレディマック

AI要約

米国の住宅ローン金利は再び7%を下回り、住宅購入者への圧力が和らいでいる。

住宅ローン金利は過去2カ月間ほぼ7%近くで推移しており、買い手需要が減退し、不動産市場が複雑化している。

住宅購入者は金利のわずかな低下を好意的に受け止めているが、20年ぶりの高水準にとどまり、購入者と売り手に試練をもたらす状況が続いている。

(ブルームバーグ): 米国の住宅ローン金利は再び7%を下回った。住宅購入者への圧力がいくらか和らぐ格好となった。

フレディマック(連邦住宅貸付抵当公社)の6日発表によると、30年物固定住宅ローン金利は平均6.99%。前週は7.03%だった。

住宅ローン金利は過去約2カ月にわたり7%近くで推移しており、買い手需要を減退させ、住宅市場の主要シーズンを複雑にしている。希望販売価格を引き下げる売り手が増え、物件が市場に残る期間は長期化している。

不動産情報サイト、リアルター・ドット・コムのシニアエコノミスト、ラルフ・マクローリン氏は「住宅購入者が金利のわずかな低下を歓迎しているのは確かだが、依然として20年ぶり高水準付近にとどまっており、買い手と売り手の双方に試練をもたらし続けている」と指摘。「春の購買シーズンが終わりに近づく中、今年のピークシーズンが年初の予想と比べて期待外れとなるのはほぼ確実だろう」と述べた。

原題:Mortgage Rates in US Slip Below Key Level, Falling to 6.99%(抜粋)

--取材協力:Reid Champlin.

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