コロナ禍で小学生の参加者が3分の1程度まで減少の『八戸三社大祭』 たくさんの人に参加してもらうためにも… 小学校で囃子の体験教室

AI要約

八戸市立吹上小学校で開催された囃子体験教室には約180人の児童が参加し、八戸三社大祭への参加意欲が高まっている。

小学生たちは囃子の体験を通じて楽しさを感じ、祭りへの参加を希望している様子がうかがえる。

2024年の山車の準備や衣装試着など、子どもたちは祭りの準備に積極的に参加している。

コロナ禍で小学生の参加者が3分の1程度まで減少の『八戸三社大祭』 たくさんの人に参加してもらうためにも… 小学校で囃子の体験教室

約300年の歴史と伝統を誇る八戸三社大祭(青森県)。コロナ禍で参加する小学生が減少したことを背景に4日、八戸市の小学校で囃子の体験教室が開かれました。

八戸市立吹上小学校で開かれた囃子体験教室には、3年生と4年生の児童約180人が参加しました。

八戸三社大祭は、300年の歴史と伝統がありますが、川村洋校長は2023年の祭りで異変を感じ取りました。

参加した吹上山車組では、かつて100人以上いた小学生の参加者が3分の1程度まで減っていて、そのとき感じた危機感が教室開催につながりました。

4日の教室では、子どもたちが新聞紙を丸めて作った「バチ」を使い、お囃子のリズムを教わったあと、実際に祭りに使用している小太鼓を元気よく叩いていました。

児童は

「(太鼓を叩いて)とても楽しかったです。バチが重かったけど、ちゃんと叩けたから良かった」

Q.また出たいと思う?

「はい、思いました!」

児童は

「(叩いたのは)今日が初めてでした。楽しかったです、右左わかんなくなったけど、すっごい楽しかったです!(祭りに出れたら)楽しく笑顔でしたいです」

吹上山車組 東野雅樹副組頭

「やはりコロナの影響でブランクがあったせいで、かなり少なくなりました。興味をもっていただいて、理解もしていただいて、最終的には沢山の方が三社大祭に参加して頂ければなと思ってます」

こどもたちは、山車の飾り付けの説明を受けたり、山車に乗っている人形が着ている衣装の試着をしたりしたほか、2024年の山車の飾り付けに使われる七夕の短冊を書くなど楽しみながら祭りへの理解と興味を深めていました。