赤ちゃんの名づけ最新トレンド。戸籍法の改正で名づけに変化が起こる?!

AI要約

赤ちゃんの名前のトレンドや人気の名前について、名づけにおける新しい傾向やジェンダーレス化について話された座談会の要点をまとめました。

昨年のランキングや1字名の人気、音数の減少傾向、愛称と名前のイコール化、読み・音の響き重視など、名前選びに注目が集まっているポイントが含まれています。

男女を問わないジェンダーレスな名前の増加や、赤ちゃんの性別が分からない場合に考えられる名前の選び方についても触れられています。

赤ちゃんの名づけ最新トレンド。戸籍法の改正で名づけに変化が起こる?!

「赤ちゃんに最高の名前をプレゼントしたい!」というママやパパの願いに応えるべく、たまひよの名づけ監修といえばこの人・栗原先生、たまひよ広報担当・松崎、雑誌たまごクラブ元編集長・中西の3名が、最近の名づけトレンドについて、語り合ったスペシャルトークをお届けします。歴代不動の人気名前がある一方、ジェンダーレスなどの気になるムーブメントにも注目です。

中西 今回は、これから赤ちゃんの名前を考えようというママとパパに、最新の名づけトレンドをお伝えしよう!という座談会です。

松崎 たまひよ30周年ということで、昨年は過去19年間の総合ランキングも発表しました!それでは男の子は1位「蓮」2位「大翔」3位「悠真」、女の子は1位「陽菜」2位「葵」3位「凛」でしたね。

栗原先生(以下敬称略) 「蓮」や「凛」は昨年(23年)の男の子1位(蓮)、女の子2位(凛)にも入っています。昔から人気の字って、ありますね。

中西 その「蓮・凛」以外にも、昨年ランキングではトップ10に男の子では「碧」「湊」「蒼」「凪」「暖」「律」、女の子では「翠」「紬」「葵」と、1字名がますます人気になってます。

松崎 とくに、男の子の1字名人気は増している気がしますね。

栗原 文字数だけでなく、音の数も、最近は少なくなってきていませんか。昔は男の子だと「だいすけ」とか「まさひこ」のような4音や「ゆうじろう」のような5音も多かったですけど。

松崎 確かに、最近は2~3音が多数派かも。

栗原 呼びかけやすさが、さらに重視されているように思います。そして前は「ゆうた」という名前なら愛称は「ゆう」…という具合でしたけれど、最近は愛称と名前がイコールになってきていて、それで音数が減少傾向なのではと。ある意味、合理的な傾向ですよね。

松崎 昨年の調査(複数回答)でも、名づけで重視したことは、「読み・音の響き(約62%)」が「画数(約45%)」「漢字の意味(約44%)」より上位でした。

中西 「読み重視」はここのところずっと続いている傾向ですね。女の子は以前から「ひまり」「さき」のような2~3音が多かったですが、男の子がそちらに寄ってきた感じなのかな。これも時代の流れ、ジェンダーレス化現象なんでしょうか。

松崎 ジェンダーレスといえば、「あおい」「ひなた」「つむぎ」などは男女どちらにも人気のある名前であり、そういう名前が増えているように思います。

中西 妊娠中に赤ちゃんの性別がわからなくても、どちらでもいいように…とつけるパターンもありそうです。

栗原 ジェンダーレスな名前は、これからますます増えそうな予感がしますね。