来客でも「出がらしのお茶」を出す”節約志向”の母。恥ずかしいので、やめさせたほうがいいでしょうか?

AI要約

日本茶の茶葉は一般的に三煎まで楽しめるが、出がらしになると風味が薄くなる

香りが残っている間はおいしく飲めるため、何煎目まで楽しめるかは人それぞれ

茶葉を三煎まで楽しむと、毎日の節約につながる

来客でも「出がらしのお茶」を出す”節約志向”の母。恥ずかしいので、やめさせたほうがいいでしょうか?

日本には多くのお茶の産地があり、日常的に楽しんでいる方もいるでしょう。お茶を出したあと、茶葉を何回か使う方もいるかもしれません。なかには、一度で捨ててしまうのはもったいないと思う方もいるはずです。

そこで今回は、日本茶は何煎目まで楽しめるのかを解説します。節約を意識している方は、ぜひ参考にしてください。

農林水産省によると、一般的に日本茶は、一回分の茶葉で三煎まで楽しめるそうです。そして、お茶の淹れ方によって味わいが変わってきます。

ただし、今回のように「出がらし」の場合では、お茶の風味が薄くなっている可能性があるでしょう。出がらしとは、何度も煎じて味や香りが薄くなった状態の茶葉です。

三煎目までであれば異なる風味や味わいを楽しめますが、出がらしになってしまうと来客用には向かないでしょう。

また、何煎目まで楽しめるのかの目安は、お茶を淹れて急須のふたを取ったとき、香りが残っているかどうかです。香りがなくなると、味が落ちてしまうようです。「いい香りがする間はおいしく飲める」と覚えておくといいかもしれません。

一回分の茶葉で何煎目まで楽しむかは人それぞれですが、一煎目で捨ててしまっていた方はその分節約できるでしょう。

例えば、100グラム1000円の茶葉を使用して1日に3杯お茶を飲むと仮定します。一煎目で捨ててしまう場合は1日に15グラム(1杯でおよそ5グラムの茶葉が必要)、三煎目まで楽しむ場合は1日に5グラムの茶葉を消費します。

茶葉が5グラムで50円ほどですので、毎回新しい茶葉を使用すると1日に150円かかる計算です。三煎目まで楽しめば50円で済み、1日100円節約できるでしょう。100グラム1000円のお茶を毎日3杯飲む場合には、ひと月で3000円ほどの節約につながります。

ただし、茶葉の価格は商品によって異なるため、1日に飲む量や購入する茶葉によってどのくらい節約できるかは異なります。