料理愛好家という肩書きにした理由は…平野レミさんの「料理を好きになる」ために大事なこと

AI要約

平野レミさんが和田誠さんとの出会いから結婚までの興味深いエピソードを語る。

和田誠さんとの出会いや結婚に至る経緯を通じて、平野さんの面白い一面が垣間見える。

10日での結婚から47年間という幸せな生活について、平野さんが語る。

料理愛好家という肩書きにした理由は…平野レミさんの「料理を好きになる」ために大事なこと

クックパッドのポッドキャスト番組「ぼくらはみんな食べている」。食や料理に熱い思いを持ち活躍するゲストを迎え、さまざまな話を語ります。クックパッド初代編集長の小竹貴子がパーソナリティを務めます。今回は料理愛好家の平野レミさんがゲストです。

 ◇  ◇  ◇

小竹:テレビなどで旦那様の和田誠さんのお話をされているのをよく見かけますが、 和田さんの一目惚れだったそうですね?

平野さん(以下、敬称略):そうそう。昔、久米宏さんと一緒にラジオ番組をやってたんだけど、和田さんはそれをずっと聞いてたらしいの。和田さんは久米さんと麻雀仲間だったから、「ああいう人と結婚したいから紹介してよ」って言ったんだって。

小竹:実際に会う前から?

平野:うん。でも、久米さんは紹介しなかったの。それで後になって「『あんな人と結婚したら一生を棒に振りますよ』って言ってしまって後悔している。あんなに素敵なおしどり夫婦になるなんて夢にも思わなかった」って本に書いてた(笑)。

小竹:そんなことがあったんですね(笑)。

平野:その後、橋本隆さんというTBSのプロデューサーに「久米さんと一緒にやってる人を紹介してよ」って言ったんだって。そしたら「紹介するのは構わないけど責任は持ちませんよ」って言われたらしいの(笑)。

小竹:そこでも…(笑)。

平野:それで和田さんと橋本隆さんと一緒にしゃぶしゃぶ屋さんに行ったんだけど、突き出しに出てきた魚が全部左側に目が2つあって右側に目がなかったのよ。

小竹:えっ!?

平野:それを和田さんに伝えたら、「左ヒラメの右カレイっていって、ヒラメとカレイは海底を平らになって泳ぐから、下に目が無くても上に目がついていればいいんだよ」って。

小竹:はいはい。

平野:それを聞いて、「なんて学のある人!」と思っちゃって。「こういう話をもっとしてあげようか」って言うから「してください」って言って、和田さんの家に行ったのよ。

小竹:うんうん。

平野:そしたら何千冊も本があって、天井のほうに『血の晩餐』って書いてある分厚い本があったの。中を見たらお化けとか幽霊の話が書いてあって、和田さんは幽霊の話もたくさん知ってるからいろいろと聞かせてくれて。

小竹:そうなんですね。

平野:「次の日もまた話してあげようか」って言うから「聞かせて」って言って、久米さんとの生放送が終わった後、和田さんの家に行ったの。それでまた幽霊の話をしてもらうというのを一週間続けたのよ。

小竹:すごいですね。

平野:そしたら和田さんが「結婚しようか?」って言うから「しましょうよ」って。もう私も結婚したくなっちゃったのよね。

小竹:出会って10日で結婚を決めたと聞きましたが…。

平野:そうなの。10日後に結婚して、あっという間に47年ね。本当に早いから、毎日充実した生活をしてないともったいないね。