【保存版】普段使うもので災害に備える方法とは? プロが教える“常備したい防災グッズ&食品”

AI要約

自然災害に備えるための防災意識の高まりが取り上げられている。

初めに手軽に始められる防災行動として、自宅避難の準備が重要である。

冷凍庫に食糧を備蓄することや家庭用品の工夫が有効である。

【保存版】普段使うもので災害に備える方法とは? プロが教える“常備したい防災グッズ&食品”

 大型台風などの自然災害に見舞われることが多くなっている昨今、防災の日もあったことから防災意識も高まっています。

 これまで何もしていなかったという人がまず手軽に始められることとは?

 今すぐにできる初めの一歩を、料理研究家で防災士の資格を持つ島本美由紀さんに伺いました。

 防災というと、テレビのニュースなどで見る避難所にいて自宅には帰れない光景を思い出しますが、それ以上に頻度も高く、誰もが遭遇する可能性が高いのが、台風やゲリラ豪雨、大雪など。自宅にはいられるものの電気や水道、ガスが止まってしまい、いつもの生活ができなくなる状況……まずは「自宅避難」に備えることから始めましょう。

冷凍室にたくさん入っていると停電しても庫内温度をキープします

 電気、ガス、水道の1つ、あるいは複数が使えなくなったとき、どうしたらいいでしょうか?

 直後なら冷蔵庫に残っているものを優先的に食べましょう。冷凍室はたくさん詰まっていたほうが停電時でも庫内の温度をキープしてくれます。冷凍食品だけでなく自分で作ったサンドイッチなども冷凍しておくと自然解凍で食べられるのでおすすめ。作り置きしておけば、普段はお弁当としても重宝します。

 市販の冷凍食品は、弁当用など自然解凍で食べられるものは加熱調理がいらないので災害時にも役立ちます。ただし時間が経てば溶けて日持ちがしなくなってしまうので早めに食べるようにしましょう。自宅避難期間が2日目以上になると、常温保存できる買い置き食材やちょっとした調理が必要になってきます。そんなときを想定して用意したいのがこちら。

 どこの家庭でも必ずあるラップは災害時にも多種多様な使い方ができます。食器に敷いて使えば食器が汚れないので洗わずに済みます。それでも食器を洗う必要があるときは、丸めて食器洗いのスポンジ代わりにも。また、細長くすれば紐としても使え、油性マジックでメッセージを書けば伝言メモとして使えます。