「“ていねいな暮らし”なんてしてられない!」 憧れとは程遠い、3児ワーママの「ていねい、じゃない暮らし」の実態
『ていねい』という生活に憧れる主人公が、現実とは異なる生活を送る日常を描いています。
家電やスマート家電を駆使して、忙しい朝や家事をサポートする様子が描かれています。
『ていねい』とは真逆の家電による「ていねい、じゃない暮らし」の裏には、意外な効果があるようです。
よだれ垂れるくらい、もう、『丁寧』という苗字にしたいくらい、羨望の眼差しを向けています。
天然発酵のパン、ジャムや梅干しづくり……自然の恵みをそのままに活かした生活は、とっても素敵です。
暮らしを手作りで紡ぐ人の書籍を読み、ネットで『ていねい 生活』を検索しては、ただただ癒されています。
そんな私。
現状、真逆な生活を送っています。
仕事は研究職。実験、会議、報告書作成、解析……自然の『し』の字もない人工的な業務。
会社の自席は、PCの画面が3台並び、スマホは3台使い(会社用、自分用含む)。
お家でもエレベーターで自分の階に上がり、畳や縁側もない。至る所に家電・家電・スマート家電……
自然に委ねて……ていねいに……時間をかける……
はーい!無理で~す!
家電以外にも、時短とサボりと外部委託をフルに利用している人間です。
『ていねいな暮らし』を取り入れるのは、夢のまた夢かなぁ。
でもね、諦めたからこそ、得られたモノもあるのです……
その前に!わが家の『ていねい じゃない暮らし』を紹介させて下さい。
今から紹介する【】には、ていねいとは真逆の家電+スマート家電が含まれています。
6時45分。
【アレクサ】に起こされます。
ご存じのようにアレクサは、音声で認識するため、家族の誰かが『声』でアレクサを止めます。
早朝、すでに出勤している夫は、【衣類乾燥機】から洗濯物を取り出し、家族全員分をたたみ、定位置にしまってくれています。
私は、前日に作ったスープを【ホットクック】の鍋ごと冷蔵庫に保存していたので、そのままセットします。スイッチ1つで温めがスタート、終了も自動なので、火の元の心配はしなくても良い。
【電気ケトル】でお湯を沸かし、温かい紅茶を作ります。こちらも、火を使わないので、沸かしたことを忘れていても勝手に止まってくれます。
ワンオペ+母子ともにボーっとしてしまう朝だからこそ、自動で止まる家電には助けられています。
子供達の着替えを促し、朝食を食べます。出発時間になると【アレクサ】が知らせてくれ、下の子達2人を連れて保育園に向かいます。
その間、小学生の長男は自由時間。彼は『朝鍵っ子』。出発時間は、【アレクサ】が知らせてくれます。
私は保育園から一旦帰って、8~10分くらいが自分の時間。
急いで食器を【食洗器】に入れ、スイッチを押し、簡単にリビングを片付けた後、【ルンバ】のスイッチ。
【ホットクック】に材料をぶち込み、予約ボタンを押します。
朝に洗濯をした時は、【衣類乾燥機】に服を入れます。
身支度を済ませて【スマホ】で自己啓発の動画を聴きながら出勤します。
そんな、我が家の『ていねい』とは真逆の家電を駆使した「ていねい、じゃない暮らし」は夜寝るまで続きます。
憧れのていねいを優先し、家電たちに頼るのを辞めると、一気に破綻する我が家の毎日…。しかし、思わぬ『副産物』が!? そのお話はまた次回に…。
関西在住。約50平米のマンションに1歳・年長・小2の男の子3人、モーレツサラリーマンの夫と5人暮らし。出張多め、両家遠方、夫婦共に研究職。ワンオペや出世の厳しさ、家事・育児の奮闘を書いたブログが人気になり書籍化された【ススメ共働家】。つまずき、転び、前のめる共働きの日常と現実を軽快に発信し続けている。