【公立高校統廃合】愛知県の再編・統合まとめ…中高一貫校も開校

AI要約

愛知県教育委員会は、2030年代半ばまでを見据えた「県立高等学校再編将来構想」を策定し、県立高校の一層の魅力化・特色化、再編を推進している。

2025年度以降の計画では、津島北高校と海翔高校の統合を行い、「津島北翔高校」を新設し、学科を設置して地域社会との連携を重視する方針だ。

さらに、惟信高校、美和高校、津島高校などでも新しい学科やコースの設置が進められており、県内高校の教育環境が多様化している。

【公立高校統廃合】愛知県の再編・統合まとめ…中高一貫校も開校

 愛知県教育委員会は、2030年代半ばまでを見据えた「県立高等学校再編将来構想」を策定し、県立高校の一層の魅力化・特色化、再編を推進している。この記事では、学校統合や学科新設、中高一貫教育の推進に向けた取組みなど、2025年度以降の計画をまとめて紹介する。

津島北高校・海翔高校

 新校の校名は「津島北翔高校」。津島北高校と海翔高校を統合し2025年4月に開校する。普通科、商業科、福祉科の3つの学科を設置し、地域社会と連携した探究活動に学校全体で取り組むことで協働の精神を育み、学びを地域社会に還元する学校を目指す。

惟信高校は「未来探究科」を県内初設置。

美和高校は「地域探究科」を県内初設置。

津島高校は「国際探究科」を設置し、国際バカロレアの導入を目指す。

「未来探究科」と「地域探究科」は、普通教育の学びを基盤とした新しい普通科で、「特色・魅力ある学びに重点的に取り組む学科」として県内に初めて設置する。

<津島高校>グローバル探究実施校

津島高校附属中学校では、「国際探究コース」2学級80人を設置。今後、附属中学の生徒は、津島高校の2025年度の新設学科「国際探究科」へ進学することになる。

<明和高校>SSH実施校・音楽科設置校

明和高校附属中学校では、「普通コース」2学級80人に加え、併設中学校では全国初となる「音楽コース」1学級10人を設置。新設校舎は音楽棟が2026年6月完成予定、教室棟が2027年3月完成予定で、入学後2年間は仮設校舎となる。

<半田高校>SSH実施校

半田高校附属中学校では、「普通コース」2学級80人を設置。高校入試を経て入学する高入生とは、入学と同時に混合クラスとなる。

<刈谷高校>SSH実施校

刈谷高校附属中学校では、「普通コース」2学級80人を設置。高校1年時は全員が刈谷高校の普通科に進学し、2学年以降は、生徒の希望に応じて、3つの類型(文系・理系・探究系)に分かれる。新設校舎は2025年3月までに完成予定。