「うるさい」「めんどくさい」「やばい」を連発。反抗期の小学生にもモンテッソーリ流に対処を!

AI要約

子どもは日々成長しながら自立・自律を目指し、24年間の成長期間を過ごす。

3歳と15歳は発達エネルギーが最大になる時期であり、反抗期として知られている。

児童期にはパーソナルな空間や時間が必要になり、理解力が高まるため、リアクションが薄い場合もある。

「うるさい」「めんどくさい」「やばい」を連発。反抗期の小学生にもモンテッソーリ流に対処を!

子どもは「自立・自律」に向かって日々、さまざまなことを吸収しながら成長していきます。その成長する期間は、24年間と言われています。

■発達のエネルギーがMAXになるのは3歳と15歳

モンテッソーリ教育では、その24年間を画像Aのように捉えます。6年間の発達を4回繰り返すのですが、赤の時期は発達のエネルギーが強く、青の時期は比較的穏やか。

2回ある赤の時期のちょうど真ん中にある3歳と15歳は、それぞれ俗に「イヤイヤ期」「第二次反抗期」と言われる時期にあたり、エネルギーがMAXになる時期です。

この表を見ると「小学生は反抗期ではないのでは?」と思うかもしれませんが、反抗期には個人差があり、強く反抗をする子がいたり、全く反抗をしない子もいます。そのため、児童期に「これって反抗期なのかな?」と思うような言動を目の当たりにする親御さんは多くいらっしゃると思います。

■パーソナルな空間と時間が必要になる児童期

「またゲームやるの?」など、何気なく注意したつもりが、「前にやったのは、何時何分地球が何回まわった時?」「昨日はお母さんも●●をやっていたけどね」などと、子どもから今までにはない揚げ足をとるような返答がきてびっくりすることも。児童期になってさまざまなことの理解力が増し、語彙力もついてくるため、言い返すようになるのも児童期の特徴です。

そして、幼児期は「ママ、見て!」と、なんでも見てほしかった子も、児童期になると、「一人になることができる場所」「一人で落ち着く時間」などのパーソナルな空間や時間が必要になってきます。

■リアクションが薄いのは、話を聞く準備ができていないから

また、子どもを呼んでも無視をする、リアクションが悪いという声もよく聞きます。

理解力が高まる児童期の子どもには、幼児期のように細かく説明することが減ってきます。そして、大人もつい子どもが何をしているかを確認せずに話しかけるシーンも増えがち。大人が話しかけた時、子どもは自分一人の場所で一人の時間を楽しんでいる最中なのかもしれません。

そんな時は、無視しようとしたわけではなく、話を聞く準備ができていないだけ。話しかける前に子どもの様子を見てから話しかけるようにしましょう。