「銀行員」の年収ってどのくらい? 大手企業の年収と比べるとどちらが高収入?

AI要約

大手企業と銀行員の平均年収を比較すると、銀行員の方が若干低い傾向にあります。

銀行員には窓口事務と渉外担当の2つの職種があり、渉外担当の方が平均年収が高い傾向にあります。

銀行窓口事務の仕事内容や勤務時間、休日についても紹介されています。

「銀行員」の年収ってどのくらい? 大手企業の年収と比べるとどちらが高収入?

銀行員の年収が、大手企業などと比べてどのくらい差があるのか気になる方もいるでしょう。銀行員と聞くと窓口業務を思い浮かべる方もいるかもしれません。

しかし、それ以外にも職種は存在し、銀行員というくくりでも年収に差があるようです。そこで今回は、銀行員と大手企業の平均年収を比較し、どのくらいの差があるのかを解説します。銀行員の仕事内容や働き方についてもご紹介しているため、参考にしてください。

総務省の2023年の賃金構造基本統計調査によると、大手企業の平均年収とその内訳は以下の通りです。

●毎月の給与額:38万2700円

●ボーナス:118万6000円

●平均年収:577万8400円

中小企業も含めた全体の平均年収は506万9400円となっているため、大手企業の方が70万円程度高い傾向にあります。

銀行で勤務する方は、おもに窓口メインでお客様対応を行う窓口事務と、外部の企業の関係者に対して商品や投資などのサービスを営業する渉外(しょうがい)担当がいます。

厚生労働省の職業情報提供サイト「jobtag」によると、それぞれの平均年収は以下の通りです。

●銀行等窓口事務:484万6000円

●銀行、信用金庫渉外担当:636万6000円

窓口事務よりも渉外担当のほうが150万円程度年収が高いよう傾向にあるようです。両者とも20代前半から40代後半にかけて年収は右肩上がりとなっており、最高年収は窓口事務で550万4900円、渉外担当で831万4800円となっています。

また前述した大手企業と比べると、窓口事務は大手企業よりも90万円程度低く、渉外担当は60万円程度高い傾向にあるようです。

銀行窓口事務は銀行のなかでは一般職と呼ばれる職種に該当し、おもに銀行に来るお客様の預金や送金、口座開設などの対応を行います。銀行における基本的な業務であり、お客様のさまざまな要望に対して、臨機応変な対応が求められるでしょう。

銀行窓口は基本的に15時閉店となり、閉店後は当日動いたお金の流れや計算が合っているかを確認する重要な業務も担っています。そのため、窓口での業務の一つひとつを丁寧かつ慎重に行える方が向いている可能性があります。

また、基本土日は休みで、イレギュラーがなければ残業も少なく働けるとされている点はメリットといえるでしょう。