その買い方、損してない？スマホ＆ネットで効率よくお得をゲット

スマホやネットを上手に活用すれば、効率よく“お得”をゲットすることができます。また、得したつもりが実は逆に浪費につながっていることも…？引き続き消費生活アドバイザーの和田由貴さんにお聞きしました。

「節約は無理をしないで楽しく！」をモットーに、耐える節約ではなく快適と節約を両立した賢い節約生活を提唱。『即実践！即効果！節約のプロがおしえる家計防衛術100』（辰巳出版刊）など著書も多数。

■1．スマホ決済ならポイントがどんどん貯まる！

現金でなく、クレジットカードで支払うだけで0.5～1％のポイントがつきます。クレジットカードとひもづけたスマホ決済なら、そのポイントも加算されてさらにお得に。いつもの買い物で、自然に節約に！

■2．スマホの電話かけ放題サービス実はムダ？

LINEの友だち同士なら、LINEの音声通話で何分話しても無料。かける人も受ける人もデータ量を使いますが、Wi-Fiに接続していれば、データ量も消費しません。かけ放題サービスにお金を払うのはもったいないかも！

■3．スマホ料金は毎月必ず明細まで確認を！

ほとんど利用していないサイトの年会費など、ムダが見つかることも少なくありません。覚えのない料金があれば問い合わせを。郵送で請求書が届かなくても、My docomo、My auなど携帯会社のウェブサイトにログインすれば確認できます。サイトのアドレスがわからない場合は「〇〇〇（契約している携帯会社）　料金確認」で検索してみましょう。

■1．洋服はシーズン前に定価で買う

「洋服は節約のためにセール時期にしか買わない」という人、実は損しているかもしれません！　着られるシーズンは残りわずか、でも来シーズンも着るからと思っていても、好みも体型も変わる可能性があります。シーズン中に着倒すつもりで定価で買う方が元が取れます。

■2．まとめ買いは実は損!?

値上がり前にまとめ買い、セール時期に箱買いした結果、逆にたくさんあるからと消費が増えてしまったという経験はありませんか。必要なときに必要な分を買う方が実は節約に。ただし、必ず買い続けるものであれば、お得なときにまとめて買うのがおすすめです。

■3．ふるさと納税でおトクに返礼品を！

「ふるさと納税」とは、好きな自治体に寄付して、お礼の品をもらい、寄付した金額は所得税や住民税から控除される制度です。年金受給者の場合、65歳未満で年金収入が108万円、65歳以上で年金収入が158万円以上の場合は所得税を納めているので、ふるさと納税で得をする可能性大です。住民税は配偶者の有無や各自治体によって税率が異なるため、役所に確認が必要です。

ふるさと納税には以下のことをする必要があります。

１．年収から控除上限額を確認

２．寄付したい自治体を選ぶ

３．ふるさと納税の申し込み

４．返礼品の受け取り

５．寄附金控除の申請

ハルメク365では、ふるさと納税の体験談なども紹介しています。

以上、全2回にわたって本当に得する節約アイデア術をお伝えしました。どれもすぐに実践できるアイデアなので、無理のないところから活用してみましょう。

取材・文＝三橋桃子、松尾肇子（ともにハルメク編集部）、イラストレーション＝あべさん

※この記事は、雑誌「ハルメク」2023年12月号を再編集しています