安全対策怠り無資格でフォークリフト運転、従業員を死亡させた疑い 前代表取締役らを書類送検=静岡労働基準監督署

AI要約

静岡労働基準監督署は、フォークリフト事故で従業員が死亡した石材製造会社と前代表取締役を労働安全衛生法違反の疑いで書類送検した。

事故では、フォークリフトとトラックの間で従業員が挟まれ死亡し、接触防止措置が怠られていた。

さらに、前代表取締役は運転資格を持たずに運転していたことも判明している。

安全対策怠り無資格でフォークリフト運転、従業員を死亡させた疑い 前代表取締役らを書類送検=静岡労働基準監督署

静岡労働基準監督署は9月10日、フォークリフトの作業を行う時の接触防止措置を怠り従業員を死亡させた疑いなどで、静岡市葵区の石材製造会社と同社の前代表取締役を静岡地方検察庁に書類送致送しました。

労働安全衛生法違反の疑いで、書類送検されたのは、静岡市葵区にある石材製造販売業の会社と前代表取締役です。

静岡労働基準監督署の発表によりますと、2022年10月18日、静岡市葵区の会社の工場内で、前代表取締役が故障したトラックをフォークリフトでワイヤーロープを使って牽引するため、フォークリフトを運転して牽引する位置を調整していたところ、従業員がフォークリフトとトラックの間に挟まれ死亡しました。

労働安全衛生法では、フォークリフトなどを使って作業をする時は、車両や機械に接触する可能性がある場所に労働者を立ち入らせてはならないと規定されていますが、前代表取締役は、その接触防止措置を怠ったとみられいます。

また、前代表取締役は、法令で定められた運転資格を持たずに運転していたということです。