【闘病】看護師でさえ「なぜ自分が?」 関節リウマチになり薬の副作用で肝機能障害に…

AI要約

ぽんさんは20代にして関節リウマチと診断され、仕事や生活に多くの制限を受けるようになった。

関節リウマチは関節の炎症から始まり、早期治療が必要な自己免疫疾患であり、若年層でも発症する。

ぽんさんは病気が判明したときに「何で自分が?」という思いや将来への不安を抱えた。治療にはメトトレキサートなどの薬物療法が行われている。

【闘病】看護師でさえ「なぜ自分が?」 関節リウマチになり薬の副作用で肝機能障害に…

ぽんさん(仮称)は看護師の仕事に励み、目標を持って働いていた最中に関節リウマチと診断されました。それも20代にして。以降、関節リウマチによってできないことが増え、仕事や生活でも多くの制限を受けたそうです。ぽんさんの体験から、関節リウマチという病気への理解を深め、身近にいる人は病気に対してどのような配慮が必要になるのか考える機会にしましょう。

※本記事は、個人の感想・体験に基づいた内容となっています。2024年4月取材。

[この記事は、Medical DOC医療アドバイザーにより医療情報の信憑性について確認後に公開しております]

編集部:

初めにぽんさんの発症した関節リウマチについて教えていただけますか?

ぽんさん:

関節リウマチは関節の炎症から始まり、骨破壊を起こしてしまう自己免疫疾患です。症状として、手のこわばりや関節の腫れ、痛みを伴います。早期に治療しないと、関節の変形などが生じる病気です。高齢の方が発症するイメージが強いと思いますが、若年層でも発症します。

編集部:

ぽんさんはどのような経緯で関節リウマチと判明したのでしょうか?

ぽんさん:

2022年3月頃から手のこわばりや手首・足の裏の痛み、手の第二関節の腫れが生じ始めました。仕事にも支障が出てきたため、5月頃に内科を受診し、関節のエコー検査や採血を行いました。そして、2022年5月に関節のエコーで骨破壊を確認し、採血ではCRP上昇とMMP-3(関節リウマチで早期から上昇する関節破壊マーカー)高値、リウマトイド因子(IgGに対する抗体の総称)陽性ということもわかり、「関節リウマチ」と診断されました。

編集部:

病気が判明したときの心境についても教えていただけますか?

ぽんさん:

まず思ったのが、「何で自分が?」ということでした。今、頑張りたい時期なのに身体がついていないという現状はすごく辛かったです。そして、看護師の業務は体力を使うことが多く、重労働なので「これからも働いていけるのか? 別の仕事を探すしかないのか?」といった将来への不安も同時に出てきました。

編集部:

医師からは治療についてどのように説明があったのでしょうか?

ぽんさん:

免疫抑制作用のある関節リウマチ治療薬のメトトレキサートを週2回飲み、定期受診と採血をしながら経過を見ていくことになりました。状態によっては自己注射など、薬の変更も検討すると説明されました。また、痛みが強いときのために痛み止めも出してもらい、飲んでいました。発症初期は1日3回飲んでいる時期もありましたが、現在は痛み止めなしでも生活できています。