玉川 徹が「北欧こじらせ日記」の著者に直撃!好きを仕事にして生きていくために必要な心構え

AI要約

chikaさんはフィンランド在住の作家で、フィンランド好きなきっかけや仕事への道のりについて語っている。

フィンランドの魅力に触れた8歳の頃から、フィンランドへの夢を追い続け、音楽制作会社に就職するも、会社がなくなり寿司職人の修行をするなど幅広い経験をしてきた。

自らの考え方である「苦労対効果」を重視し、苦労するならやりがいのある仕事を選び、フィンランドの寿司レストランで働くことになったものの、1年で閉店してしまったという。

玉川 徹が「北欧こじらせ日記」の著者に直撃!好きを仕事にして生きていくために必要な心構え

テレビドラマ化された『北欧こじらせ日記』(世界文化社)の著者でもある、自称フィンランドオタクのchikaさんは、フィンランドに在住。赤裸々な日々を発信している。

「定年後は北海道と沖縄でゆったり過ごすのもいいかも」と思っていた玉川さん。しかし、定年退職した現在も多忙な日々を送っている。

そんな玉川さんが、今回は北欧好きでフィンランド在住の作家chikaさんと、好きを仕事にする過程などについて語り合ってもらった。

玉川 〝フィンランド好き〟をこじらせた、きっかけを教えてください。

chika フィンランドのことを知ったのは、8歳のクリスマスイベントでサンタクロースに手紙を書いたのがきっかけです。

私が12月25日生まれという縁もあり、その後もフィンランドに興味を持ち続け、大学3年の時には、1か月間ほど同国を旅しました。不思議と空気感などが肌に合い、住みたい国になったんです。

 帰国後は〝フィンランドロス〟の状態になり、同国に関係する仕事に就くための〝北欧就活〟を始め、北欧関係の音楽制作会社に就職しました。

 でも、入社2年目に会社がなくなることに……。その後はフィンランドで仕事することを目標に、契約社員として働きながら、週末は北欧カフェでコーヒー店員の修業をしたり、寿司職人の勉強をしたりしました。

玉川 なぜ寿司職人という選択を?

chika 北欧カフェの修業で飲食業の大変さを痛感し、どうせ苦労するなら私にとって「苦労対効果」の高い、寿司職人がいいと思ったからです。

 「苦労対効果」は私の造語で、苦労に対して得られる成果(やりがいや喜び)のこと。同じ苦労でも好きなことのための苦労なら、得られる成果が大きいはず……という考え方です。

 寿司職人は手に職を付ける意味でも良いと思い、2022年の春、ついにフィンランドの寿司レストランでオープニングスタッフとして働くことになりました。でも、その店も1年経たずに閉店してしまったんですけど(苦笑)