北海道・沼牛駅に活気再び 幌加内の保存団体が旧深名線で催し レール敷設、保線用車両楽しむ

AI要約

旧JR深名線沼牛駅舎の保存活動を行う実行委員会が毎年恒例の駅舎イベントを開催。来場者は駅舎や線路を楽しんだ。

実行委は雪下ろしやクラウドファンディングを通じて駅舎を維持。線路は廃線となったJR札沼線で使用されていたものを購入。

来場者は写真を撮ったり、ペダルをこいで線路上を移動したりしながら、かつての雰囲気を楽しんでいた。

北海道・沼牛駅に活気再び 幌加内の保存団体が旧深名線で催し レール敷設、保線用車両楽しむ

 【幌加内】旧JR深名線(深川―名寄)の沼牛駅舎(町下幌加内)の保存活動に取り組む「おかえり沼牛駅実行委」は8月31、9月1の両日、駅舎を公開する毎年恒例の「駅舎イベント」を開催した。実行委は当日に間に合うように、ホーム下に線路を敷設。来場者は近づいて写真を撮ったり、枕木に触ったりして「鉄路」をいとおしそうに眺めていた。

 同駅舎は、実行委メンバーらが冬場の雪下ろしをしたり、クラウドファンディングを活用しながら維持している。ホーム下に約14メートルに渡って敷設した線路は、2020年5月に北海道医療大学―新十津川間が廃線となったJR札沼線で使われていた一部を購入した。

 ペダルをこいで行き来する保線用の黄色い軽車両も線路の上に置かれた。来場者たちは、線路と駅舎を共に写真に収めたり、ペダルをこいで線路上を移動したりして、かつての雰囲気を感じていた。