婚活シーズン到来「2万円のコース料理に不満」次がなかった“初回デートの失敗飲食店選び”を専門家が解説

AI要約

男性がマッチングアプリで苦労する中、初回デートでの飲食店選びが重要。

相手に居心地の良い空間を提供し、質問返しを避けて積極的な提案をすることがポイント。

サプライズよりも事前に相談し、相手の好みを尊重することが成功のカギ。

婚活シーズン到来「2万円のコース料理に不満」次がなかった“初回デートの失敗飲食店選び”を専門家が解説

 9月に入り、いよいよ季節は秋。イベントの多くなる年末に向けて人肌恋しくなる季節が到来する。出会いといえば昨今マッチングアプリの活用が盛んだが、男性にとっては、マッチングにこぎつけるのも至難の業だという。さらには、初回デートでガッカリされて2回目につながらないというケースも珍しくない。

 なぜ、次につながらないのか。つなげるためにはどうしたらいいのか。弊サイトでは“失敗から学ぶ”をテーマに、テレビ番組『ザ・ノンフィクション』(フジテレビ系)などにも登場する、結婚相談所・マリーミー代表で婚活アドバイザーの植草美幸さんに、初回デートの飲食店選びで相手にガッカリされないためのポイントを聞いた。

【初回デート、飲食店選びで大切なのは“質問返しをしない”】

「1回目のデートは、相手にとって居心地が良い空間が必要です。そしてお店を選ぶ段階から“勝負”は始まっている。上手に相手の都合や意図をくみ取りながら話を進められるかどうかが大事です。

 先日、お相手の男性に“お店どうしましょう?”と訊いたら、“どうしましょうか?”と返されるなど、すべての質問をオウム返しにされるため話がなかなか前に進まず、萎えている女性がいました。この段階で、女性はすでにデートにも行きたくないレベル。男性は下手を打って女性に嫌われるのが怖いのかもしれませんが、いくつか提案するなど積極性は見せたいものです。

 またその時、ポイントは前後の行動です。その前は何をしているのか、どこにいるのか。それらを把握することで、次の行動も相談しやすくなります」(植草さん)

 相手を喜ばせることが目的だとしても、主導権を握ろうとして“サプライズ”を仕掛けるのも危険だという。前出の植草さんが、その理由を解説する。

「たとえば、男性が良かれと思って2万円のコース料理を予約したとしますよね。一見素敵に思えますが、そんなに量を食べきれないとか、好き嫌いがあるなど、勝手に決められたことに不満を抱く女性は結構多いです。

 ただそれは、女性も人間力が足りないんです。最低限、せっかく行動してくれたことに対する感謝はあってしかるべきなのに、一方的に文句を言う。だから恋愛、結婚を望んでいてもうまくいかない方が多いわけですが、デートが次につながらない原因は必ず双方にあることはわかっておいていいと思います」

 植草さんは、「女性は基本的に、“参加したい”生き物」なのだと指摘する。だから多くの女性は、勝手にお店を選ばれたり、メニューを決められたりするのはイヤ。そんな女心をつかむのに重要なのが、“事前に相談する・伝えておく”というひと手間だ。

「大前提として、恋愛に不慣れな人たちはコミュニケーションが鈍いんですよね。本当はお店を決める前に、いくつか選択肢を用意して相手に希望が聞く方がいい。ただそれができない場合で、例えば男性が高層階で夜景がきれいなレストランを予約したなら、事前に“こういうところを予約したよ”とアピールをしたほうがいい。

 ビジネスと同じです。相手はどういう好みなのかを調査して相談し、決定すれば趣旨説明をする。サプライズが通用するのは、互いの好みや生活がある程度わかってきた頃、関係値ができてからです」(前同)