じゃがいもは冷凍できる!食感を悪くしないために必要なコツを野菜ソムリエが解説

AI要約

じゃがいもは冷凍できることを知っておくと、失敗なくおいしく活用できます。

冷凍の際のポイントは調理するタイミングであり、解凍して使うと食感が悪くなるので避ける必要があります。

冷凍じゃがいもを使った料理のアイデアや、使い方についても紹介されています。

じゃがいもは冷凍できる!食感を悪くしないために必要なコツを野菜ソムリエが解説

じゃがいもは冷凍できない…多くの人がそう思っているのではないでしょうか。でも、じつはコツさえ押さえれば冷凍できるのです。

今回は、野菜ソムリエ・食育インストラクター・気象予報士として活躍する植松愛実さんに、じゃがいもを冷凍して失敗せずおいしく活用するコツを教えてもらいます。

じゃがいもは、丸ごとでも、切った状態でも冷凍できます。

丸ごとの場合は、洗って水気をふいて、ラップでぴっちり包んだ状態で、ジッパーつきポリ袋などの保存袋に入れて冷凍庫へ。切って冷凍する場合は、くし切りやひと口大など使いやすい大きさに切って、5分ほど水にさらしてアク抜きしてから保存袋に入れて冷凍します。冷凍での保存期間は約1カ月です。

一般的に冷凍できるほかの野菜と変わらない冷凍方法ですよね。じつは、失敗しないためのポイントは冷凍するタイミングではなく、調理するタイミングのほうにあるのです。

冷凍じゃがいもを調理する際、解凍してから使うと、食感が悪くなってしまいます。そのため、凍ったまま使うのが最大のポイントです。

ほかの野菜の場合だと、解凍してもしなくても調理に使えるけど解凍せず使うのが楽だから凍ったまま調理するのがおすすめ…ということが多いのですが、じゃがいもの場合は、解凍してしまうとむしろ悪影響なので避けてほしいということになります。

丸ごと冷凍したじゃがいもは、凍ったまま丸ごと茹でてつぶし、ポテトサラダやコロッケに。また、切ってから冷凍したものは、やはり凍ったまま揚げてフライドポテトにしたり、凍ったまま鍋に投入して煮物にしたりして使うことができます。

なお、冷凍する段階ですでに使いみちが決まっている場合、たとえばフライドポテトにする予定があるなら、皮つきのくし切り状態で冷凍し、調理時はそのまま揚げて皮つきフライドポテトにすることも可能です。それぞれの家庭でよく使う方法にあわせて冷凍方法も選んでくださいね。