“野生のウサギ”がブルーベリーを盗み食い…追い払わない理由とは 北の大地で育まれる“循環” 北海道「びえいハスカップファーム」

AI要約

北海道の「びえいハスカップファーム」で野生のウサギがブルーベリーを食べる様子が撮影される。

農園では出荷できないブルーベリーをウサギが食べることで無駄を省き、自然な循環が助けられている。

ウサギは農園にとってありがたい存在で雑草や枝を食べ、フンが肥料になるなど自然なサイクルを作り出している。

“野生のウサギ”がブルーベリーを盗み食い…追い払わない理由とは 北の大地で育まれる“循環” 北海道「びえいハスカップファーム」

北海道の「びえいハスカップファーム」の農園で、野生のウサギがブルーベリーを食べている瞬間が撮影された。

農園によると、出荷できないブルーベリーが無駄にならず、処分する手間も省け、ウサギが作物をほどよく“剪定(せんてい)”するなど、自然な循環ができて助かっているという。

北海道・美瑛町の「びえいハスカップファーム」の農園でカメラにとらえられたのは、ブルーベリーを食べる野生のエゾユキウサギの姿だ。

食べ終わったかと思いきや、もう1粒パクリ。

ウサギは、枝になっていた実をモグモグと食べ続ける。

さらに別の日にも、ウサギがやってきては、ブルーベリーをまたモグモグ。

しかし、この農園を経営している撮影者は、せっかく育てたブルーベリーが食べられていても、追い払うことなくカメラを回し続けていた。

農園によると、下の方のブルーベリーは、雨の跳ね返りなどで汚れるため出荷できないもの。

しかし、そのまま放っておくと、熟した実を狙ってスズメバチが集まったり、虫がわいたりしてしまうのだという。

そのため、ウサギが食べてくれることによって、ブルーベリーが無駄にならず、処分する手間も省けるため、一石二鳥になるという。

ほかにもウサギは、雑草や枝を食べて畑をきれいにしてくれたり、フンが肥料になったりと、自然なサイクルができたことで、農園にとってありがたい存在になっているという。

(「イット!」 8月20日放送より)