クジラ追い込み漁の解禁前に “反捕鯨団体”への対処訓練 コロナ禍の渡航制限解除で警戒 和歌山・太地町

AI要約

和歌山県太地町で行われるクジラの追い込み漁に際し、反捕鯨団体への警戒が高まっている。

海上保安部が、漁に反対する団体への対処訓練を実施した。

海外からの反捕鯨団体が妨害活動を繰り返す中、地元は警戒態勢を強化している。

クジラ追い込み漁の解禁前に “反捕鯨団体”への対処訓練 コロナ禍の渡航制限解除で警戒 和歌山・太地町

 クジラの追い込み漁を前に、反捕鯨団体を警戒しています。

 和歌山県太地町で、クジラの追い込み漁が解禁されるのを前に、第五管区海上保安部が漁に反対する団体に対処する訓練を実施しました。

 例年、半年ほどの追い込み漁の期間に海外から来た反捕鯨団体のメンバーが、いけすの網を切ったり、水上バイクで港に進入し抗議活動をしたりするなどの妨害を繰り返します。

 ここ数年は、新型コロナで海外渡航が制限されたためか、目立った妨害はありませんでしたが、制限が無くなった今、地元は警戒しています。

(いさな組合 松本修一組合長)「(海保は)心強い。何かあった時に頼れる方々なので非常にありがたい」

 参加した海上保安官らは、本番さながらの訓練に真剣に取り組んでいました。