「コバホーク」って響きはいいけど…かっこいい“あだ名”を付けたくなる政治家はどこにいる?

AI要約

小林鷹之前経済安保相(49)のあだ名「コバホーク」について、彼の実績や知名度の低さにも関わらず、一気に話題になっていることが紹介されている。

政治家のあだ名には様々なタイプがあり、一過性のものから根付いたものまで存在する。悪名が過ぎるケースもあり、あだ名の意図や人気の変化について言及されている。

最近の政治家のあだ名は、醜聞に絡んだものが多い傾向がある。ネット上での拡散によって定着するが、人気の変化によりすぐに忘れ去られることもある。

「コバホーク」って響きはいいけど…かっこいい“あだ名”を付けたくなる政治家はどこにいる?

「『コバホーク』ってあだ名、響きがかっこよすぎませんか。大した実績もないのに」(永田町関係者)なんて声も聞こえてくる。9月27日の自民党総裁選に出馬表明した小林鷹之前経済安保相(49)のことだ。

「当選4回、重要閣僚経験もない。本人も出馬会見で『知名度もない』と話していましたが、以前なら総裁選に出られるわけもない議員がコバホークって“あだ名負け”というか。おかげで顔と名前は一気に売れましたけどね」(前出の永田町関係者)

 もっとも、政治家のあだ名もいろいろだ。よく悪名は無名に勝ると言うし、あだ名が付くのは人気の裏返しと言えなくもないが、今どきは悪名が過ぎるケースも多い。

 岸田首相も、今となれば「増税メガネ」といった“メガネシリーズ”の方が通りがいい。

「政治家のあだ名は一過性のものもありますが、自民党の小渕優子選対委員長の『ドリル優子』とか、松川るい参院議員の『エッフェル姉さん』などは、ずっと付いて回るでしょうね。小泉進次郎元環境相の『セクシー』『ポエム』も、政治家を揶揄するのが大好物のネット民には根強い人気。石破茂元幹事長の『ゲル』のように名前をもじったものには親しみを込めている場合もありますが、何か醜聞があれば、あだ名もすぐに変わります」(政治部記者経験者)

 漫画が大好きな麻生太郎副総裁は、人気コミック「ローゼンメイデン」をもじって、ネット民から「ローゼン閣下」とも呼ばれていたが、「最近は本人の人気が落ちたせいか、あんまり聞かなくなった」(前出の政治部記者経験者)。コバホークだっていつ変わるか分からない。

「秀逸なネーミングは、すぐにSNSで拡散されて定着する。それはいいとして、最近は醜聞絡みが多すぎません?」と、脚本家でライターの源祥子氏がこう続ける。

「例えば昔の『カミソリ後藤田』みたいに、政治家の力量を表すようなあだ名は、ほぼ耳にしなくなったでしょう。是非はさておき、小沢一郎さんの『剛腕』とか。有権者だって、本音では“かっこいいあだ名”を付けられる政治家の登場を待っていたりするんですが、見当たりません。政治家のおかげで暮らし向きが良くなる気配もなくて、うっぷんだけがたまっていき、そのはけ口として変なあだ名ばかりが量産されています」

 確かに「チョメチョメ」みたいなあだ名が付く政治家はもう勘弁だ。