整理収納アドバイザー1級の私がオススメ!夏休みこそ、親子で「子どもグッズの片付け」に没入しよう

AI要約

夏休みを利用して子供と一緒に片付けることの重要性について語られています。

整理収納アドバイザー的なアプローチで子供たちと一緒に片付ける方法が紹介されています。

子供たちに捨てる基準を示しながら、不要なものを選別していくプロセスが描かれています。

整理収納アドバイザー1級の私がオススメ!夏休みこそ、親子で「子どもグッズの片付け」に没入しよう

旅エッセイストの国井律子です。今回の連載「無駄のない暮らし」は、時間のある夏休みこそ、お子さんと一緒に片付けしてみたらーという内容です。

なかなか普段は「時間がないから」とか、「いま面倒くさい」とか、後回しにしてしまうお子さん周りの片付け。けれど使い終わった教科書やノート、図工の授業のたびに持ち帰る制作物、「何これガラクタ!?」と大人は思ってしまうけど子どもにとっては宝物なお友だちからのプレゼントなど、気づけばどんどん増えていくお子さん周りのグッズですね。長い夏休み、ご家族一緒に見直してみて、スッキリさせてみてはどうですか。

まずは、長男のモノ、次男のモノと分けて、荷物を床に広げます。引き出しからはみ出したりゴチャゴチャしているとはいえ、まだ生まれて11年と6年です。大人に比べたら全然少ない。

「整理収納アドバイザー」的方法だと決してジブンが手出ししたり、勝手にヒトのものを捨てたりはしません。子どもたちにファシリティト(促し)していくだけ。ついイロイロしたくなってあげたり、意見が衝突して「そんなゴミみたいなもん、なんでいつまでも取っておくのよー」とイライラしがちですが、そこはグッとこらえて気長に取り組んでくださいねー。

まず最初に「おもちゃ箱からはみ出さない分だけね」ということをハッキリ伝えます。また、私が手出しするのではなく、ジブンで取捨選択するように仕向けます。「捨てなさい」のワードは、一気にその場の空気が悪くなるので決して言いません(笑)。

「壊れているモノ」は当然捨てるとして。

「ダブっているモノ」もひとつに絞ります。わが家の場合、定期検診で通っている歯医者が施術後“がんばったご褒美”としてどさっとオモチャを用意してくれています。「1 個持ち帰ってOK」というお楽しみタイムがあるのです。次男は毎回同じオモチャを選びがちなので、同様の救急車のミニカーが4台もあったのです。一番キレイな1台に絞ってもらい、残りの3つは「ありがとー、バイバーイ!」とふたりで言い合い捨てました。

それから「飽きてしまったモノ」や「年齢に合わないモノ」も「このオモチャ、ずいぶん赤ちゃんだねー」などと言いながら、仕分けていくよう促していきます。

次男はサバサバ系の性格で、「そんなに捨てちゃっていいの?」とこっちが焦るくらいあざやかにゴミ袋に放り投げます。

ちょっと待ったー! これは私たちの思い出でもある! という、一緒に描いた絵がいろいろ載っているノートまで捨てようとするのであわてて引き留めました(笑)。

生まれてまだ6年、「思い出」ってどんなものか、よくわかっていないというのもあるのでしょう。でも、年を重ねたらとくに「思い出」は手放しづらくなるものです。だからいまこのくらいバサバサ手放すクセを身に付けた方がいいのかもしれないですね。