0円で誰でもできる防災はズバリ片づけ!ポイントを解説

AI要約

自然災害を経験した人が防災の重要性と防災収納のポイントを語る。

過去の地震での被害を振り返り、家の中での対策が重要であることを強調。

防災収納の具体的なポイントや無印良品などを活用した収納方法について紹介。

0円で誰でもできる防災はズバリ片づけ!ポイントを解説

いつどこで起きるかわからない自然災害。「もしも」のときは「明日」かもしれません。実際に被災した人だからこそわかる「防災の備え」の大切さと、安心して暮らせる防災収納のポイントを取材しました。

「8年前の大地震を体験してわかったのは、見た目がキレイな部屋でも安全とは限らないということ。命を守るためには、何より片づけが重要だと痛感しました」。多くの人に安全・安心な家作りを伝えたいと思い、「防災収納」を追究するように。「防災グッズをしまうスペースがないという場合も、実際は不要品を詰め込んでいることがほとんどです。片づけて不要品を取り除けば、安全性が高まり、防災備蓄の空間も生まれます。また、ふだん使っている物を防災時にも活用できる物にすれば、使い回ししやすく、部屋にもなじむのでムダがありません」。

テレビや天井照明が落下。命を守る大切さを実感しました。

16年4月に起きた、震度6強の大地震。住まいの建物自体は大きな被害はなかったものの、テレビが倒れ、ペンダント照明が落ちて割れたりして、身の危険を感じました。約2週間断水が続いたのも厳しかったです。

●収納スペースがなければ、出しっ放しにできる収納用品を利用するのも手

ベッドの下や家具のすき間などのスペースも有効活用して。「無印良品の頑丈収納ボックスなど、室内に置いて違和感がない物に防災グッズをしまっておけば、中身の出し入れもラクです」。

●防災専用じゃなくても、ふだん使いの物で備えられます

最近は、無印良品や100円ショップでも防災に使えるグッズが増えています。「食品や除菌グッズ、救急セットなどはふだん使いしながら、補充すればOK。またアウトドアグッズも被災時に役立ちます」。

POINT1 不要品を見直し、防災グッズの収納場所を作る

POINT2 物が落ちない、飛び出さない収納にする

POINT3 通路や床には物を置かず、逃げ道を確保する

※紹介している商品は、すべて松永さんの私物です。現在は販売されていない物やパッケージ変更している場合があります。

<教えてくれた人>

防災収納インストラクター 松永りえさん(熊本県 40歳)

夫(42歳)、長男(16歳)、長女(13歳)の4人家族。住まいは、3LDKの分譲マンション。13年から整理収納コンサルタントとして活動。20年に防災共育管理士、23年に防災士を取得。著書に『もしもに役立つ、いつものモノ選び 防災グッズは備えずに使う!』(インプレス)が話題に!

参照:『サンキュ!』2024年9月号「ふだんから災害に強い家の作り方」より。掲載している情報は2024年7月現在のものです。

編集/サンキュ!編集部