セイコーの入門機“セイコー5スポーツ”【5万円台でコスパ良好】名作をアップデートした新シリーズに注目

AI要約

セイコーは幅広い価格帯で魅力的な時計を展開しており、5万円前後の価格帯で注目を集めているのがSNXSシリーズ。

SNXSシリーズはセイコー5のスポーツウオッチをベースに、往年のディテールを踏襲しつつもアップデートを加えたモデル。

アイボリー文字盤やオレンジ色の秒針など、スポーティで深みのあるデザインが特徴的で、手頃な価格で購入可能。

セイコーの入門機“セイコー5スポーツ”【5万円台でコスパ良好】名作をアップデートした新シリーズに注目

グランドセイコーを頂点として幅広い価格帯で魅力的な時計を展開しているセイコー。ここ最近、ミドルレンジのジャンルで注目を集めているのが “キングセイコー”だが、機械式時計のエントリーモデルとしても購入しやすい5万円前後の価格帯でおすすめしたいのが“セイコー 5スポーツ”の新コレクション“SNXS”シリーズだ。

世界中で愛されたセイコー5のスポーツウオッチ“SNXS”モデルをベースとしており、特徴であったコンパクトなサイズ、当時の開発部門が“へびたま”と愛称をつけていた中央が膨らんだケース形状、4時位置のリューズなど往年のディテールを踏襲している。

SEIKO 5 SPORTS(セイコー5スポーツ)

SNXSシリーズ(SBSA257)

ここでクローズアップしたのはスポーティで深みのあるサンレイ仕上げのアイボリー文字盤採用モデル。文字盤にはオリジナルを踏襲したアプライド仕様のバーインデックスと、先端をカットして上面を峰の形状に仕上げた時分針を配置。1970年代の5スポーツで多く採用されていたオレンジ色の秒針も、文字盤にコントラストを利かせている。

先ほども触れたように、本作はケース形状、4時位置のリューズなど往年のディテールを踏襲しているが、単に旧作を再現したわけでない。ケースのラグの位置を腕に沿わせて落として装着感を高めたほか、ケース、ブレスレット、文字盤の品質をアップデートして、SNXSの正統進化形と言える仕上がりを見せている。

また、オリジナルは板ブレスを採用していたが、本作は削り出しのコマを備えた新開発ブレスレットを採用。かまぼこ形状の立体的な駒に美しい陰影が生まれ、クラシカルな印象に仕上げられている。5万円台と手頃な価格に収まっているのもうれしいポイントだ。