10年前に購入したエアコンを使用しています。最新型の方が「節約」になると聞いたのですが本当ですか?

AI要約

最新型のエアコンは、AIによる自動調整や多彩な節電機能を搭載し、10年前のモデルよりも省エネ性能が向上しています。

10年前のエアコンと最新エアコンの電気代を比較して、省エネ性能の差を検証。例として、ダイキンの「うるさらシリーズ」を比較した。

最新エアコンは、太陽光発電システムとの連携やAIによるコントロール、スマホとの連携など、多彩な省エネ機能が搭載されており、電気代の効率的な節約が可能。

10年前に購入したエアコンを使用しています。最新型の方が「節約」になると聞いたのですが本当ですか?

最新型のエアコンには、AIによる室温の自動調整をはじめ、10年前には見られなかった多彩な節電機能が搭載されています。それでは、現在使用している10年前のエアコンを最新型に買い替えると「節約」につながるのでしょうか?

この記事では、10年前のエアコンと最新エアコンの電気代を徹底比較し、最新モデルに搭載された省エネ機能について紹介します。

エアコンの省エネ性能は年々向上しています。では、10年前のエアコンと最新のエアコンでは、消費電力にどれほどの差があるのでしょうか。

今回は、ダイキン「うるさらシリーズ」の10年前のモデルと最新モデルの電気代を比較します。最新モデルである「うるさらX」は、10年前の「うるさら7」の後継機にあたります。同じメーカー・シリーズで比較することで、省エネ性能の進化がより分かりやすくなります。

AFPとは、消費電力1 kWあたりの冷房・暖房能力を示す指標で、数値が高いほど省エネ性能が優れていることを意味します。最新モデルは旧モデルに比べてAFPが0.4高く、省エネ性能が向上していることが分かります。

最新型のエアコンは、エネルギー効率が向上しているだけでなく、10年前のモデルにはない多彩な省エネ機能も搭載しています。

(1)太陽光発電システムとの連携

シャープのXシリーズに搭載されている機能で、太陽光発電システムとエアコンが連携することで電気代を抑えます。発電量に応じてエアコンの消費電力を調整することで、快適性を維持しながら省エネ運転を実現しています。

シャープの試算によれば、この機能により、冷房の電気代は約25%、暖房時は約20%節約できます。

(2)AIによるコントロール

AIが部屋の断熱性や気密性、広さを総合的に分析し、室温の変化や体感温度を予測して運転モードを自動で切り替えます。暑さや寒さを感じる前に室温を自動で調整するため、ムダが少なく、省エネになります。

(3)スマホやインターネットとの連携

インターネットと連携することで、使用者の起床時間や帰宅時間、就寝時間などを学習し、生活リズムに合わせて運転を最適化するため、エネルギーの無駄を減らします。

また、スマホと連携すれば外出先からエアコンを遠隔操作できるため、切り忘れを防止できます。特に、お子さまがエアコンをつけっぱなしにして外出してしまうことが多いご家庭におすすめの機能です。

これらの機能により、快適な室内環境を保ちながら、電気代を効率的に節約できます。最新のエアコンは省エネ機能の他にも、スマホで電気代を確認できる機能や、ペットの特性に合わせて温度調整ができるモードなど、便利な機能が搭載されています。